放送作家・倉本美津留(くらもとみつる)●1959年生まれ、広島県出身。「M-1グランプリ」(テレビ朝日系)などを手掛ける。エッジの立っている芸人が出演できる番組の制作を熱望

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2018年にテレビや映画、ステージなどで輝く“超”注目タレントをジャンルごとに専門家が大予想する「2018年の“顔”大予想!」企画。第三弾はお笑い芸人編! 「M-1グランプリ」(テレビ朝日系)などを手掛ける放送作家・倉本美津留氏が、エンタメ界に新風を巻き起こすお笑い芸人4組をピックアップ!!

【写真】Aマッソ●村上と加納のコンビ。「M-1グランプリ2017」準決勝進出。ライブチケットは常に即完売。初DVD「ネタやらかし」が発売中

2017年は“ブルゾンの年”。一発屋的ブレークはよくありますが、ここまで飛躍曲線が急激なのは今までにない。分かりやすい上、少しズラして笑わせる。時代と合った感じです。

■ ゆりやんレトリィバァ、Aマッソ、さや香、かもめんたるらに注目

そんな中、2018年にさらにブレークするのはゆりやんレトリィバァ。笑いに厳しい人間から見てもイケていて、そんな切り口があるんか!とそのセンスに驚かされます。キャラクターのかわいらしさもあり、男女問わず受け入れられる感じがしますね。

それから、女性芸人ではAマッソが次の時代をつかみそう。あるあるなどではなく、独自のセンスと手法で勝負している。前例に倣わない彼女たちの性別を超えた笑いは、すぐには無理だったとしてもこの数年でブレークすると期待しています。

とろサーモンは千鳥のようにみんなに慣れてもらう期間が必要なのでじわじわブレークかも。面白いのは間違いないのでスタイルを変えず愛されていくことがキーだと思います。対して一気に愛されるスター性があるのがさや香。オードリーやメイプル超合金のように、“M-1”で優勝せずして脚光を浴びるパターンになるかも。

劇場に力を入れているかもめんたるもここらではじけるかも。2013年の「キングオブコント」覇者の彼らは、クオリティの高いコメディーをしています。彼らの舞台がプレミアムチケットになる日も近いでしょう。

今の枠組では笑いが飽和状態。これからは、漫才やコントだけではなく、アートやマンガなど表現方法がボーダレスになっていくのでは。さらに壁が取っ払われて、海外を活躍の場に選ぶ芸人も増えるかも。渡辺直美のように“海外でもブレークする”“日本に逆輸入される”芸人も珍しくなくなるかもしれませんね。(ザテレビジョン・取材・文=玉置晴子)