2017年のグラビア界を勢い付けたのは、今までグラビアを披露したことがなかった女の子たちの鮮烈デビューが多かったことだ。

2017年もっともブレイクしたと言える小倉優香。2013年からモデル、女優として活動していたが、一念発起して4月に「週刊ヤングマガジン」(講談社)でグラビアデビューした途端、屈託のない笑顔と“リアル峰不二子”と呼ばれるパーフェクトボディで上半期のグラビア界を席巻した。同じく“ヤンマガ”でグラビアデビューしたわちみなみ。グラビアアイドルとしては異色のホリプロ所属で、Hカップ現役女子大生として、ド迫力ボディが話題となった。

アイドルからのグラビア参戦組は、ダンスボーカルグループCHERRSEE(チェルシー)からMIYUが、ダンスで鍛えた締まったボディにたわわなバストと、爽やかな笑顔で話題に。アイドルグループ“まねきケチャ”松下玲緒菜の生まれながらにしてアイドルの振る舞いと、そのナイスボディにはまさに「天使降臨」と言える眩しさを放った。

ほかにも、激カワレースクイーン“最強の笑顔”と注目された藤木由貴も今年初めてグラビアを披露。「胸が大きいことがコンプレックスだった」と話す女優の澤北るなも、5月に初グラビアで初表紙という注目ぶり。クラスのマドンナ的笑顔と立ち振る舞いからは想像できない豊満ボディで鮮烈なデビューを果たした。

鮮烈と言えば、仲村美海と華村あすかだろう。仲村は事務所が雑誌編集部にプロフィール写真を持って売り込みに行ったところその場で掲載が決定し、その写真が緊急掲載され、のちに撮り下ろしグラビアで登場するが、その間わずか2か月足らずの超スピードデビューにグラビア界が沸いた。そして華村は8月デビュー、「まだこんな子がいるのか…」と息を呑むほどの、清廉でいて抜群のプロポーションの逸材。デビュー間もなくCMや「サンデージャポン」(TBS)への出演など、大いに注目された。

そして下半期のグラビアを賑わせたのは、大原優乃だろう。6月に「週刊プレイボーイ」でグラビア初披露。昨年末で活動を休止した男女混合のダンスボーカルユニット“Dream5”のメンバーとして『ようかい体操第一』などが大ヒット。“超絶可愛い妹”の風貌に、Fカップというむっちりバストが見つかり、瞬く間に大ブレイク。コミック誌のグラビアや表紙にひっぱりだこだ。大原と同じDream5のメンバーで、女優として活動していた日比美思も今月グラビアデビュー。こちらも“美白ドリームバスト”として話題をさらった。さらに”黒船再来“と謳われた神秘的な瞳が印象的なアンジェラ芽衣も6月デビュー。”美少女検索“が趣味という広瀬すずの目に留まった彼女は、「今夜くらべてみました」(日本テレビ)にも出演。リア・ディゾン以来の逸材が”見つかった“。

各週刊誌やコミック誌も、原石を発掘するのに重きを置いた2017年、グラビア界は現役、新人入り乱れての群雄割拠の様相を呈してきた。2016年から台頭してきた”モグラ女子”の勢いも衰えず、グラビアマイスターたちも、最強の戦闘服”水着”で職人技を魅せつける。さらにこの荒波に身を投じる新進気鋭の”見つかった系女子”の参戦で、2018年のグラビアがますます面白いことになりそうだ。