【第68回NHK紅白歌合戦、31日、NHKホール】福山雅治が歌ったのは「トモエ学園」。この曲は、黒柳徹子にとって夢の出発点となった母校・トモエ学園がモデルとなっている。紅白出演にあたり、パシフィコ横浜の会場からの中継となった福山は、NHKホールの黒柳徹子に対し「自由と夢の象徴のような方」と表現した。

 トモエ学園の創始者である小林先生の「子供達の個性を全て肯定する」という考え方に感銘を受けて書いたという「トモエ学園」。この楽曲には、「今、思っていることを、誰よりも好きになること。もっともっと、好きになること」そんな想いが込められている。

 「トモエ学園」のMVは、福山雅治の母校、長崎市立稲佐小学校にて撮影され、「夢についての授業をしていただきたい」という学校側の想いのもと、福山雅治の「母校で一日先生」という企画で撮影がおこなわれた。母校というテーマを含む本作は、小学生の頃に抱いた想い、現在の想いが交差して、今改めて“夢と自由の輝き”を放たせる楽曲だ。

 福山は、ハンドマイクで語るように、丁寧に想いを込めて歌っていた。胸に手を当て、オーディエンスに向け、真っすぐにシンプルにその想いを歌った。一つ一つの言葉に、気持ちを込めて眼を輝かせながら歌い上げる。360度オーディエンスに囲まれた別設のステージで、全方位に想いを届けていた。

 <ほら自由で 幸せです 私は 今>と、歌い上げたあと、福山は少し目に涙を浮かべ、NHKホールにオに返された黒柳徹子も、同じく目に涙を浮かべていた。「胸がいっぱい、小学生の頃に戻ったみたい」と、福山雅治の想いを受け止めていた様子だった。【平吉賢治】