土産物店を見ようと思っていたら、「無料案内所」が目に入った。中に入ってみるとどうも思っていたのとは違うようだ。

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日本を訪れた中国人観光客がその時の思い出をつづっている。以下はその内容。

息子が熱を出してしまい、私が解熱剤を買いに行くことになった。薬局はそう遠くはないが、歩いて行くと往復40分はかかってしまった。解熱剤ではなく、子ども向けの風邪シロップを買ったのだが、なかなかの効き目で、その後も熱を出さずに済んだ。

午前中は、妻は同行の女性2人と北海道大学や時計台、北海道庁旧本庁舎など札幌市内の観光地を見て回ることにし、私は熱を出した息子とホテルで休むことにした。薬を飲んで寝ていた息子は、起きてみると具合が良さそうだったので、近場の北海道立近代美術館を見に行くことにした。日本の現代アートは世界的にもトップクラスにある。文学好きなら札幌には渡辺淳一文学館もあるが、子どもにはわからないと思って美術館にした。

妻が考えた旅程はグルメが中心だった。だから、「札幌かに本家」は絶対に外せなかった。昼食は大人4人に子ども1人で大きなタラバガニを注文し、刺し身と鍋にしてもらい、麺を頼んだ。2000元(約3万5000円)くらいだった。

午後は白い恋人の工場見学。私は当初行くつもりではなかったのだが、子どもの具合が心配だったのと、すでに時間を使ってしまっていたので、選択肢がなく、私も行くことにした。ところが、行ってみると、見学料に十分見合う内容だった。単なるチョコレート工場なのだが、観光スポットとして見てもとてもよかった。日本人の観光スポットはよくできていて、工場は童話の世界のようにしつらえられており、中に入るとまるで子ども向けのテーマパークのようだった。

ルートに沿って進むとチョコレートの製造ラインがガラス越しに見学できるようになっている。ざっくり見るだけだが、最後の瞬間は見どころだ。上海でもこういう工場見学を始めたらきっと人気スポットになるだろうと、見学しながら私は感じた。その後、「昔の子供のおもちゃ箱」の展示エリアに。第二次大戦後のさまざまなおもちゃが所狭しと展示されていた。

妻は札幌のスープカレーは絶対に食べたいと話していた。昼はごちそうを食べたので、夜は少し安くあげようと決め、スープカレーを食べることにした。人気店に一度並んだ経験から、混むことがわかっていたので、今回は早めに店に行くことに決めた。早く行って正解だった。地下にある店だったのだが、食べ終えて店を出る頃には地上まで行列ができていた。味は悪くないし、値段も割安なので、地元の人たちもよく食べに来るのだろう。

女性陣はそのままショッピングに出てしまい、子どももそちらへついて行った。私は1人で土産物店を見ようと思っていたら、「無料案内所」が目に入った。中に入ってみるとどうも思っていたのとは違うようだ。DVDの店かとも思ったが違う。しばらくしてようやく風俗店の紹介をする場所だとわかった。日本人は女性の接客するバーやカラオケが好きなようだ。思いがけず、ここはそういう人たちのためのものだった。(翻訳・編集/岡田)