最初の挑戦者・久保昌弘を下した朝青龍(C)AbemaTV

写真拡大

 「朝青龍を押し出したら1000万円」(31日)

 第1試合、フランスの外国人部隊に所属したことがあるという久保昌弘との取組で、朝青龍が圧勝した。1度目は間合いが合わず、2度目で成立。ふわっとゆっくりと立つと、左を差し、右上手を引く絶対的な形に。相手を高々と持ち上げると、裏返しにして背中から土俵に叩きつけた。

 正式な決まり手は発表されておらず、解説の元横綱若乃花の花田虎上氏は高く投げた上手投げと表現した。元朝青龍が力の差がある相手に繰り出し、得意技としていた吊り落としを思い起こさせる荒技だった。

 勝利インタビューに朝青龍は「そうですね。本場所用の土俵に立って、涙出るぐらいのうれしさなんですよ」と心境を語った。勝敗のポイントは「横綱だからね。そんなこと言っちゃいけないですよね」などと語った。「ごめんなさいね」と荒々しい相撲を相手に詫びる余裕すら見せた。

 牧場で働いている久保は「本当に朝青龍に殺されました。(トレーニングに用いていた)トラクターより朝青龍の方が強かった。死んだと思って…悔しいです。相撲の怖さを知ったので…。死んだ人間なのでやるチャンスはないですね。すいません」と顔をこわばらせて語った。