2020年のオリンピックで  光触媒は日本をどう救うのか ?

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東京理科大学学長の藤嶋昭氏が、2017年度「文化勲章」を受章した。
藤嶋氏が開発した「光触媒」は、今年で発見50周年を迎える。
東海道・山陽新幹線「のぞみ号」の光触媒式空気清浄機、成田国際空港の光触媒テント、パナホームの一戸建て、日光東照宮の「漆プロジェクト」から、ルーブル美術館、クフ王の大ピラミッド、国際宇宙ステーションまで、光触媒の用途はとどまることを知らない。日本だけでなく世界へ宇宙へと広がっているのだ。
2020年東京五輪で「環境立国」をうたう日本にとって、光触媒は日本発の世界をリードするクリーン技術の生命線。酸化チタンに光が当たるだけで、抗菌・抗ウイルス、防汚、防曇、脱臭、大気浄化、水浄化など「6大機能」が生まれるので世界中で重宝されている。これからの時代、文系、理系を問わず、光触媒の知識が少しあるだけで、あなたは羨望の眼差しを受けるかもしれない。文化勲章受章まもなく発売され、注目を集めている『第一人者が明かす光触媒のすべて――基本から最新事例まで完全図解』の著者を編集担当が直撃した(構成:寺田庸二)。

「環境にやさしい五輪」へ

 今年もいよいよ本日で終わりです。

 ここまで紹介してきたように、光触媒の実用化が急速に進んできました。
 これは言い換えると、社会の光触媒実装の進展と捉えることもできます。
 さらに、これから大きな関心を呼ぶ2つのテーマがあります。

 まずは、2020年東京オリンピック・パラリンピック(第32回東京大会)に向けた動きがあります。

 今回の大会運営にあたっては、「環境にやさしい五輪」を掲げ、大会後にも目を向けて「環境都市東京」を打ち出していくことが明示されています(「2020年オリンピック・パラリンピック東京大会を契機とした環境配慮の推進について」環境省、2014年8月)。

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