中国国家海洋局の王宏(ワン・フォン)局長は28日に開かれた中国極地科学技術委員会設立大会の席上、中国が第13次五カ年計画期間中(2016−2020年)に活動空間をさらに拡大し、南極・北極で新たに観測基地を建設すると発表した。科技日報が伝えた。

中国初で唯一の北極観測基地である黄河基地は2004年に、ノルウェー・スヴァールバル諸島のニーオーレスンで建設された。王局長によると、国家海洋局は「雪竜極地観測」重大プロジェクトの建設を推進中だ。第13次五カ年計画期間中に2隻の極地観測船を建造し、極地科学観測任務を統一化し、国家極地科学観測船隊・航空隊を発足する。世界的な気候変動に対応し、極地資源・環境・生態状況を把握し、地球大科学システムの研究への貢献を切り口とし、極地事業化立体観測網を健全化する。さらに「氷上シルクロード」の建設を推進するため、「南極海洋保護区・大陸棚総合調査」「北極海航路環境・資源総合調査」を展開する。

中国科学院院士、極地科学技術委員会主任の徐冠華(シュー・グワンホア)氏は、「中国の極地研究、特に学際的科学研究にはまだ大きな潜在力が残されている。極地攻略にはまず極地活動における科学技術のサポート・けん引力を高めなければならない。中国は極地特殊環境に適応する海洋・氷床・流氷現場観測技術及び装備品の発展を加速する一方で、極地に対するリモートセンシング観測能力を強化しなければならない。これには衛星・宇宙のリモートセンシング観測、中国の極地観測衛星システムの発展が含まれる。これを踏まえた上で、南極・北極総合観測ネットワークを構築し、南極・北極観測基地を改築・新設する。極地観測船隊の結成を促し、極地ビッグデータセンター及び極地シミュレーション・予報システムを構築する」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/YF)