25日、路線バスの通勤時間帯の混雑解消のためソウルと近郊を結ぶ路線に2階建て車両が導入されているが、この車両が高架と道路の間に挟まり動けなくなる事故が相次いでいる。写真はソウルのバス停。

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2017年12月25日、路線バスの通勤時間帯の混雑解消のためソウルと近郊を結ぶ路線に2階建て車両が導入されているが、この車両が高架と道路の間に挟まり動けなくなる事故が相次いでいる。韓国・MBCなどが報じた。

24日午後6時50分ごろ、ソウルと金浦(キンポ)を結ぶ2階建てバスが堂山(タンサン)駅そばの鉄道高架下に挟まる事故があり、乗客20人余りがけがをした。事故は、本来2階建てバスが迂回(うかい)すべき低い高架のある一般バス路線を誤って通行したことから発生した。運転士は事故が起こるまで1キロにわたって本来のルートから外れ走っていたという。路面から3.5メートルの高架に高さ4メートルのバスが衝突したことで、割れたフロントガラスの破片が座席にまで飛び散った。

実は同様の事故はこの場所だけでここ1年に3回も起こっており、利用客からも「よく乗るが、道路(高架)が少し低くて危ないと思っていた」など不安の声が上がっていたという。

今年9月には事故防止のため2階建てバス用の迂回路が決められていたが、運転士らは「一般バスと2階建てバスを交互に運転すると勘違いしやすい」と話している。

定員増などを目的に韓国で初めてソウル−京畿道(キョンギド)間に導入された2階建てバスは、現在27路線72台が運行中で、来年3月までに台数を2倍にまで増やす予定だという。しかしこの車両をめぐっては「窓ガラスが突然割れる」「冷暖房が正常に作動しない」など欠陥が相次ぎ、乗客から多数の苦情が出ていると、先ごろ韓国メディアが報じていた。

相次ぐ問題に、韓国のネットユーザーからは「バス会社に問題がある」「一般バスと2階建てバスを交互に運転したら分からなくなるに決まってる」「なぜ交互に運転させるの?少ない人員で回すため?」などバス会社を非難するコメントが数多く寄せられている。

また「2階建てバスをなくして、一般バスの台数を増やそう。京畿道には必要ない」「韓国に2階建てバスは合わない」「2階建てバスはなんとなく危なそう」と根本的な問題を指摘する声も。

その他、「救いようがないな。2階建てバスを導入する前にいろいろな状況を計算すべきなのに。乗客を増やしてお金をもうけることばかり考えてるからこんなことになる」と厳しい指摘もあった。(翻訳・編集/松村)