「KEIRINグランプリ2017」(30日、平塚)

 競輪界の頂点を決める最高峰レース「KEIRINグランプリ2017」が開催最終日の11Rで争われ、浅井康太(三重)が2年ぶり2回目の優勝を果たした。

 浅井の前で打鐘から先行した深谷知広(27)=愛知・96期・SS=は、最終4角で諸橋愛(新潟)、桑原大志(山口)とともに落車。桑原はすぐに立ち上がって再乗(7着)、諸橋は棄権(押し上げで失格)したが、前輪のタイヤが外れた深谷は再乗しようにも、なかなか自転車に乗れない。

 外れたタイヤが車輪に絡んだうえ、リムがむき出しになって、乗っても前に進まない状況。両足をつけながら少しずつ前に進み、ゴール前25メートルに達してからは、自転車を持ち上げる。

 痛みをこらえながらゴールを目指す深谷に、場内からは自然と「深谷!深谷!」とコールが巻き起こる中、何とかゴールにたどり着いた。

 結果は8着。レース後も痛そうな表情を浮かべて「最低限の仕事はできたと思います。手応えも良かった」と浅井の優勝に貢献できたことに満足げ。落車再乗については「みんなに押してもらってゴールができました」と競輪ファンに感謝の気持ちを述べた。

 最後に「静岡(KEIRINグランプリ2018)でも勝負できるように頑張ります」と言い残して、医務室へ駆け込んだ。