前半、敵陣を突破し右隅にトライを決める報徳学園・宮下大輝=花園ラグビー場(撮影・佐藤厚)

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 「全国高校ラグビー・2回戦、報徳学園22-17御所実」(30日、花園)

 数え切れないほどの御所実(奈良)のアタックを、ゲームプラン通り愚直に、アタックの数だけ低く激しいタックルで防いだ。報徳学園(兵庫)の西條裕朗監督(54)が「ここまでできるか」と感激の面持ちで振り返ったほど、御所実伝統のモール攻撃に持ち込ませないディフェンスの勝利だった。

 風上に立った前半に、10点差のリードを奪うと後半開始早々、相手のお株を奪うようなモールからのトライで2トライゴールでも追いつかない15点差とした。

 CTB江藤良主将(3年)が「うちのフォワードがしっかり体を張ってくれた。そこから逃げて外に出てきたボールを、僕らが止めれば」と、最後まで報徳学園のペースを貫いた。

 Bシード校を破ったとはいえ、“金星”とは誰も思っていない。9月、東福岡との定期戦では80点差ほどの大敗だったというが、「このラグビーができれば、もっとチーム力の差は詰まっているはず」と江藤は胸を張る。

 終盤に2トライを許したことも江藤は「課題ができた」と前向きに捉える。充実の一途をたどる今、ここから続く対シード校の戦いも、大歓迎だ。