WF-1000X

あちらを立てれば、こちらが立たない。

よく言われることです。どっちがいい?と。でもどっちも欲しいんです、だいたいは。左右独立型が流行りはじめたイヤホンがまさにそれで、便利さも音質もどっちも欲しいんです。が、2017年にはまだその願いは叶わないようで……。

私が今年買ったもののハイライトはワイヤレスイヤホンです。2016年の終わりにAirPodsがやってきて、それまでのハイレゾ環境を惜しむことなく乗り換えました。AirPodsの便利さと開放感は音質の評価を忘れさせるほどでしたから。

時は流れて12月、電車のなかでも音漏れを気にせずに音楽を楽しみたかったので、開放型のAirPodsを置き換えるかたちでソニーの左右独立型のワイヤレスイヤホン「WF-1000X(写真上)」を購入しました。カナル型とも言われる密閉タイプです。AirPodsと比べれば接続性に多少の難はありますが、それ以外は非常によくできてます。……ここでやめとけばよかった。

その後、取材の際に同じくソニーのネックバンド型「WI-1000X」を視聴することがあり、衝撃を受けます。購入した完全独立型のWF-1000Xとは別次元の高音質なのです。それもそのはず、このイヤホンにはハイエンドモデルのイヤホン(XBA-Nシリーズ)と同等のドライバーが載っているうえに、高音質なBluetoothコーデックのLDACにも対応して、96kHz/24bit、990kbpsまでのオーディオ伝送に対応しています。WF-1000XはSBCの44.1kHz/16bit、328kbpsまでなので、そりゃ違う音が鳴るはずです。で、

WI-1000X

買いました。

体験済みの音質に加えて、ノイズキャンセリングの効きもこちらの製品の方が上のように感じますし、調べてみてから知ったのですが、このイヤホン、有線接続もできるのです。有線接続のときには当然のことながらシュリンクされないフルスペックのハイレゾが楽しめます、ノイズキャンセリング付きで。ん〜いい音!

ただし、弱点もあります。ネックバンド型なので冬のお供、マフラーとの相性がよくありません。少し無理やりな感じで使うことになります。それから、Bluetoothの接続を音質重視の設定(LDACの音質重視)にすると移動中の使用に耐えません。干渉波が多いからだと思いますが、音がぶつぶつ途切れてしまうのです。厳密な調査ではありませんが、少なくとも東京都内で電車通勤しているひとには等しくそうなのではないでしょうか。音を求めたのにこのぐぬぬ感……。事前に調べないほうが悪いのですけどね。

で、結局、有線接続が最強なのでは……と振り出しに戻りそうになっているのが今現在です。

あ、あとね、ハイレゾはいいものです。音楽の楽しさが詰まってます!

Source: Sony

(suzuko)