乾燥した空気や冷たい水の影響で起こりやすい指先のトラブル。この時期はハンドクリームが手放せない人も多いのではないでしょうか。

このたび、NPO法人日本ネイリスト協会(以下、JNA)は、“手指の悩み”に関する意識調査を実施。その結果、性別・年代を問わず、全体で約8割の人が何かしらの“手指の悩み”を感じていることがわかりました。

8割が手指の悩みを経験

「手指に関する悩みの中で、経験したことがあるものを教えてください」という質問で、「特に無し」は、20%にとどまり、約80%の人が、何かしらの悩みを経験したことがあると回答しました。

具体的な悩みとして、「ささくれ」が62.2%となり、次いで、「爪が割れる/欠ける/ヒビが入る」が39.6%、「ひび割れ」37.1%などがあがりました。

悩みの実感要因は「乾燥によるダメージ」

「あなた自身の手指が“悩み”として選択したような状態になる要因は?」(回答者主観による選択可)と聞いたところ、74.4%の人が「乾燥によるダメージ」と回答しました。次いで、「炊事・掃除など、水を使う家事によるダメージ」が52.9%となりました。

冬場の乾燥した季節に炊事・洗濯などの水仕事により手指にダメージを感じている人が多いと推察できます。さらに、この時期は大掃除などによる水仕事も増えるため、JNAは「ぜひ正しい手指のお手入れ方法を知っていただきたい」と呼びかけています。

保湿と補強で美しい指先を

JNAは調査結果とともに、3つの美しい指先を保つためのネイルケア・テクニックを紹介。

1. ささくれ、爪割れ対策の「保湿」

「ささくれ」も含む多くの悩みに有用な対策が「手指の保湿」。おうちでもできるケアとして、ハンドクリームやネイルオイルを日常的に塗布することで、ささくれや爪割れ、二枚爪などの対策になります。またネイルサロンでは、パラフィンパック(専用のロウでのパック)などリラックスしながらの乾燥対策も可能です。

2. 大掃除や、男性にもオススメ「フローター」

フローターとは、クリアカラーのジェルネイルやアクリルネイルを地爪のうえにのせて爪を補強する技術。無色透明なので、華美なネイルが苦手な方や、男性にもオススメです。爪が弱い方の日々の補強としてはもちろん、大掃除前の爪割れの対策にも使えます。

3. 甘皮まわりなどをお手入れする「ネイルケア」

ネイルケアで甘皮まわりの不要な角質を取り除き、爪の形を整えるだけで、見違えるように綺麗になります。その後、ネイルカラーやアートを施すのもOK。ただし、キューティクルの処理をやりすぎると爪や皮膚に傷をつけてしまうことも。ネイルサロンでプロのネイリストにケアしてもらうのがオススメです。

気持ちの良い新年を!

年末年始は、パーティーやご挨拶などで人と会う機会も増えるもの。指先は常に目に入るパーツだからこそ、保湿やプロの手を借りて、美しく清潔に保ちたいですね。

正しいネイルケアで、気持ちの良い新年をお迎えください。

■調査概要
調査対象 :20歳〜49歳の男女
有効回答数:723人
実施期間 :2017年12月13日〜14日

ウートピ編集部