12月25日放送の『にけつッ!!』(日本テレビ系)で、千原ジュニアコンプライアンスが求められる時代への皮肉を語った。

 映画『アウトレイジ 最終章』で、ヤクザが銃を乱射後、車に乗ってシートベルトを締めた。
「これは今の車、シートベルトしてないとキンコン(警告音が)鳴るから、『ヤクザでもするやろ』と落とし込めた」

 だが、主演ドラマ『新・ミナミの帝王』(関西テレビ)の撮影で思わぬ出来事に遭遇したという。

“ミナミの鬼” と恐れられる萬田銀次郎を演じているジュニアが、借金の取り立てシーンで2回ノックして「今月分払え!」と町工場に入ると、カットの声がかかり、助監督からこう言われた。

「2回のノックはトイレのノックだとコンプライアンス的に苦情が来ますんで、ノックは3回でお願いします!」

 ジュニアは「ミナミの鬼やぞ」と言いながらも、そのルールに従ったという。

 これまでも独自の発想で世の出来事に皮肉を言ってきたジュニア。たとえばラジオ『千原ジュニアのRPM GO!GO!』(ニッポン放送)では、バラエティ番組のスタッフに苦言を呈している。

 ある番組のアンケートに答えたが、スタッフから「2つ書かれた上の方が “微妙に” 面白かったので、これでお願いします」と嫌な言い方をされたと告白。

「悪気があって言われるならまだいい。『2つとも面白くなかったです。それでもまだ上の方が微妙に面白かったので仕方がないです』ということなら反省する。そういうことでもなくて、癖になっている」

 もう少し言い方に気を付けてほしいと嘆いたのだが、いくら時代によってモラルが変わるとはいえ、いろいろと生き辛い世の中になったようだ。