ムバダラ・ワールド・テニス選手権2日目、男子シングルス準決勝を棄権したノバク・ジョコビッチ(2017年7月26日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】男子テニス、元世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が29日、出場予定だったアラブ首長国連邦(UAE)・アブダビで開催中のムバダラ・ワールド・テニス選手権(Mubadala World Tennis Championship)を、右肘痛の再発を理由に棄権した。

 四大大会(グランドスラム)通算12勝を誇るジョコビッチは、準々決勝で敗れた7月のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2017)以来となる復帰戦としてこのエキシビションを見据えていたが、予定されていたロベルト・バウティスタ・アグト(Roberto Bautista Agut、スペイン)戦の4時間前に棄権を表明した。

 自身のウェブサイトで声明を発表した30歳のジョコビッチは「ムバダラ・ワールド・テニス選手権を棄権せざるを得なくなって非常に残念だ」とした上で、「残念ながら、ここ数日の間で肘に痛みを感じ始めた。何回か検査を受けた末に、メディカルチームからリスクを冒さずに大会を棄権し、即座に治療を続けるようアドバイスを受けた」と説明。

 さらに「今は現状を受け入れる必要があり、完全に復調して再びテニスをできるようにするよう、治療の経過を見ていかないとならない。シーズン序盤や大会の出場スケジュールに影響が出るかもしれないが、決断は数日中に下すつもりだ」と続け、第1シードになっている来週のカタール・エクソンモービル・オープン(Qatar ExxonMobil Open 2018)出場も不透明だという。

 この日は、ジョコビッチの棄権を受けてアンディ・マレー(Andy Murray、英国)が代役として登場したが、バウティスタ・アグトとの1セットマッチを2-6で落とした。グランドスラム通算3勝を誇る元世界1位のマレーは今年、故障した臀部(でんぶ)の回復に努めるため、こちらもサム・クエリー(Sam Querrey、米国)に敗れたウィンブルドンでの一戦を最後にシーズンに幕を下ろしていた。

 マレーは腰を抑えたり、けがが完治していないといった素振りこそ見せたりすることはなかったが、本人も「競技からしばらく離れると、ペースを取り戻すのに時間がかかる」と試合後に口にするなど、コート上での動きは明らかに慎重で、フィジカル面の鈍りを見せた。それでも「きょうプレーできたのは良かった。皆さんの前でプレーできてうれしい」と前向きなコメントを残している。

 マレーに勝利したバウティスタ・アグトは、30日に行われる決勝でケビン・アンダーソン(Kevin Anderson、南アフリカ)と対戦する。今年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2017)で準優勝に輝いた世界14位のアンダーソンは同日、同5位のドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)を7-6(8-6)、6-4で退けた。
【翻訳編集】AFPBB News