出汁を“でじる”と読む男…脳みそ筋肉なマッチョ君は夫候補になる?<シングルマザー妊活>

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【シングルマザー社長の妊活記 Vol.27】

 バツイチシングルマザーの杉沢です。

 私の子供欲しい熱が伝染したのか、最近「ママに赤ちゃんが生まれたらさ〜」というタラレバ話を目をキラキラさせながら話す娘のためにも、一刻も早く種を見つけなくては!!

「年内妊娠」をスローガンに掲げて頑張ってきましたが、気付けば2017年も残りわずか。師走の忙しさにかまけて再婚活は後回しにしちゃってました。はぁ。今年もこのまま何事もなく終わっていくんだろうな……と思っていた矢先、しばらく会っていない知り合いから「忘年会しませんか?」というお誘いが。

 せっかくなんで共通の知り合いを集めて忘年会をすることになったのですが、この歳になると女友達はみんな子持ちのママ。なかなか女性の参加者が見つからず、結局男4人と私&娘というメンバーで飲むことに。その中の一人、美容師のH君とは会うのは2回目。

◆忘年会での話題は“別れ話”

【スペック】
年齢:38歳
職業:美容師
推定年収:500万円
結婚:独身
外見:TOKIO山口似の筋肉マン
性格:ナルシスト、脳みそも筋肉で出来ている

「カンパーイ!!」

 久しぶりの再会なので、お互いの近況報告や、情報をアップデートしていると、H君が最近彼女にフラれたばかりだという事が判明。

 H君は筋トレが趣味だけあって服の上からでも分かるほどのマッチョでイケメン。その分ナルシストではあるものの、女性にも厳しいので浮気はしないタイプ。しかも話上手で優しい。なんで振られたんでしょうか?

 恐る恐る理由を聞いてみると、「突然別れを切り出されたから分からない」「心当たりもない」とのこと。(それはもう……向こうに好きな人が出来たからだろ)とその場にいた全員が思っていたところ、

H「あ、そういえば、『一緒にいると恥ずかしい』とか『イライラする』って言われ事はあるけど。」

 と言うので、なかなかキツイ一言だなぁと気の毒に思っていたのです、その時までは。

◆「イライラする」理由が判明

 その後は話題も変わり楽しく飲んでいると、H君がフードメニューを見て店員さんに注文をしていました。

H「あと、これください。貝の“でじる”リゾット」

私「でじる??」

店員「あ、貝の出汁リゾットですね!」

H「え? これ“だし”って読むんだ! 知らなかった!」

 このバカ丸出しの発言に怪訝(けげん)な顔をする私に対し、一同は大爆笑。

 男性陣は、H君が周りを笑わせようとしたボケだと思っているようで、私もまさかガチじゃないよね、と苦笑い。

 しかしその後、誰かが「Yummy!」と口にした時、

H「え? ヤミーってなに?」

私「え? 美味しいって意味だけど……」

H「そうなの? 何語? 韓国語?」

私「英語だよ。スラングだけど。」

H「スラング? それってなに?」

私「本気で言ってる? 英語のスラングだよ?」

H「うん。何言っているか分からない。」

 もしかして……バカなの? 私もあなたが何言っているか分かりません。

◆筋トレのしすぎで脳みそも筋肉に……

 H君のもの知らず発言はまだまだ続きます。

私「H君のスマホのキャリアどこだっけ?」

H「キャリア? 俺のキャリアは美容師だけだけど。」

 そんな事は聞いてません。

私「Sくんの仕事は今もSEなの?」

S「そうだよ。最近はインスタとかFBの企業アカウントを代行したりもしてるよ」

私「それ絶対ニーズあるよね! アカウント運用はやりたいけど、そこまで手が回らないって企業もあると思うし!」

H「SEのレトルトカレーは美味しいよね!」

 それは「エスビー」です。

 筋トレしすぎて脳みそも筋肉になっちゃったんでしょうか。

 元彼女の言葉、「一緒にいると恥ずかしい」「イライラする」の真意が分かりました。他人の私ですらたった数時間でイライラしちゃうんですから、付き合ったら大変でしょうね。

 それに結婚して子供が生まれたら、勉強や社会のルールや様々な事を教えてあげるのが親の役目。これでは役に立ちません。父親に「天然」の要素は要らないのです。

 イケメンだけに残念です。

<TEXT/杉沢志乃>

【杉沢志乃(すぎさわしの)】
36歳。東京生まれ。ナンバーワンホステス時代に独学で行政書士試験に合格。25歳で小説『キャバクラ嬢行政書士の事件簿』(ゴマブックス)を出版し、翌年『キャバギョ!』でDVD化。現在は女性向け映像メーカー「ラ・コビルナ」の代表取締役社長を務める。