大人気コラム「バレる」シリーズ、年末の千秋楽は「ダイエットでバレる!」をお届けします(画像:tomwang / PIXTA)

「学歴・頭のIQ」で、「仕事能力」は判断できない。仕事ができるかどうかは、「仕事のIQ」にかかっている。
『世界中のエリートの働き方を1冊にまとめてみた』などの著作があり、『最強の生産性革命 時代遅れのルールにしばられない38の教訓』(竹中平蔵氏との共著)がまもなく発売される「グローバルエリート」ことムーギー・キム氏。
彼が2年半の歳月をかけて「仕事のIQの高め方」について完全に書き下ろした最新刊『最強の働き方――世界中の上司に怒られ、凄すぎる部下・同僚に学んだ77の教訓』は、20万部を突破、翔泳社主催の「ビジネス書大賞 2017」の大賞を受賞し、世界6カ国で翻訳も決定するなど、世界中で注目を集めている。
本連載では、ムーギー氏が「世界中の上司に怒られ、凄すぎる部下・同僚に学んだ教訓」の数々、および「日常生活にあらわれる一流・二流の差」を、「下から目線」で謙虚に紹介していく。

「二流」はどんな宴会でも箸が止まらない


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「やー、お腹いっぱい夢いっぱい、今年もいっぱい食べまくったわー‼」

年末といえば、忘年会、新年会、同窓会、親戚の集まりなどなど、何かと会合が続いてしまい、体重が2キログラムも3キログラムも増えてしまった「残念なダイエット志望者」が少なくない。

あらゆる宴会で最後まで箸を休めず、揚げ物やご飯ものにまで手を出す、残念な飲食者たち。そういう人に限って、糖分たっぷりのようかんを食べ、ビールをグビグビ飲んでは血糖値スパイクを大連発するのだから、隣で見ているだけで赤面モノではないか。

これに対し、一流の人物はダイエットをするときも一流である。一流の減量者は肉を食べるときも、筋肉や代謝を落とさないことの大切さを心得ている。さらに、「いきなりステーキ」で500グラムのステーキを注文するときも、余分な脂肪をとらないように「ステーキの切り方」にまで注意を払うのだ。

「頭のIQや学歴の高さ」と「しっかりダイエットできるかどうか」は関係がない。世の中には、痩せようとした途端、その人の本性が暴露されてしまう人たちが存在する。

それでは、ダイエットしようとした途端にバレてしまう「隠しがたい本性」とはいったいどのようなものか? 早速、紹介していこう。

まず、ダイエットしようとした途端バレるのが、その人の「哀れな安直さ」である。

「ダイエット」「カロリーゼロ」の言葉に騙されない

【1】ダイエット飲料に頼って激太りする「安直さ」がバレる

「ダイエット飲料」や「カロリーゼロ」など、いかにも痩せそうな言葉がまぶされているが、それほど簡単に痩せるわけがないのである。そういうものに頼る人に限って、たしかに人工甘味料は「カロリーはゼロ」かもしれないが、「糖代謝に悪影響を及ぼす可能性もある」という利点と欠点を知らなかったりする。

また、「チーズは体にいいらしい」「蕎麦は太らへんで!」と、「小麦に比べたら血糖値の上昇は低いらしい」といわれる食品を「一大健康食品」と大きく勘違いし、そういうものばかり食べては、「自分の体にいいこと」をしているという「謎の満足感」を得ているのも、残念な食事制限者たちの恥ずべき特徴であろう。

「とにかく、蕎麦さえ食べていたら大丈夫」「納豆を食べたら全部解決」などと、まさに根拠なき自信に満ち溢れながら太り続けるのだから、こちらとしては、かける蕎麦も言葉も、あるわけがないのである。

【2】お酒や炭水化物でぶっ飛ぶ「自制心のなさ」がバレる

次にダイエットした途端にバレてしまうのが、「自制心のなさ」であろう。

その日は昼食も夕食も野菜だけにしてなんとかこらえたが、夜にちょっとでもアルコールが入ると、タガが外れたようにラーメンを求めて深夜のラーメン屋に直行する、残念な人たち。

また、「今日は1日我慢したんだから、最後に自分へのご褒美に……」とコンビニで買った昔懐かしの「きなこコッペパン」を口にしたが最後、食欲のタガがぶっ飛んでしまい、栗や干しイモ、さらにはレジ横のチョコレートドーナツと、あらゆる炭水化物や糖分を短時間で怒濤の如く摂取してしまうのだから、なんともかんとも、恥ずかしい限りである。

このように深夜に炭水化物を食べまくっている人は、「あの人は、寝ているときに消化器官をフル稼働させて自律神経を休めない、残念な睡眠者だ」と後ろ指をさされても、致し方ないだろう。

最後に、ダイエットした途端にバレるのが「謎の迷信深さ」であろう。

手軽な「『これだけ』ダイエット」には落とし穴がある

【3】科学的な根拠がない「謎の迷信深さ」がバレる

「卵ダイエット」「グレープフルーツダイエット」「キウイダイエット」「リンゴダイエット」「バナナダイエット」などなど、数年に1度、その主役の座をほかの食べ物に譲る「謎のダイエットメニュー」たち。

下手したら、ある日突然、狂ったようにブロッコリーやセロリ、コンニャクばかりを大量に食べだしたり、お酢をグビグビ飲んだり、しまいには通販で「痩せるグッズ」を買い漁ったりと、とにかく購入リストが恥ずかしすぎるのだ。

そもそも健康に痩せるためには、タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミンなど栄養のバランスが重要である。

にもかかわらず、残念な人に限って、ひたすらひとつの食べ物にすがり、「これさえ食べれば痩せられる」と盲信しがちなのだ。

結局、同じものをひたすら食べることに飽きてしまい、深夜には「もう、どうでもええわ‼ 俺なんか、どうなってもええ‼」と叫んだかと思いきや、近所のコンビニに駆け込んでしまう。

そして、「唐揚げ、チョコレートドーナツ、アイスのまとめ食い」という「哀しきリバウンドの運命」が待っているのは、これまで繰り返されてきた「肥満の歴史」が証明済みである。

とにかく、科学的な根拠がない「これだけダイエット」にすがり、「何か1つだけ食べていたら大丈夫」と盲信するのは、二流の迷信であると断言しても差し支えないであろう。

ここまで、ダイエットで恥ずかしながらバレてしまう「残念な減量者の3大欠点」について、グローバルな見識を高い視点で披露してきた、「グローバルエリート」である私。それでは、グローバルスタンダードで言うところの「一流の減量者とは、いったいどのような人だろうか?

ダイエット飲料を盲信せず、自制心を持って深夜にラーメンも食べず、謎の迷信深さで「1つの食品だけ食べてなんとかなる」と思わないのは当然として、「一流の減量者」は次のような特徴を心得ている。

「一流の減量者」2つのポイント

【1】体を壊さない範囲で運動量を増やす

まず一流の減量者は、変な食品に頼らず、とにかく運動量を増やす。しかもその運動の仕方が、きちんと内臓脂肪が燃焼するようにするなど、何かと理にかなっているのだ。

そして、朝と夕方に1時間ずつ、合計2時間も歩く。すると、多少の炭水化物は当然のことながら、内臓脂肪や皮下脂肪が快調に減少していくのである。

おまけにこの「1時間歩く」ことは、マラソンなどで無理をして膝関節を痛めるようなこともないので、「体に優しく維持可能な一流のダイエット」になるのだ。

【2】健康な小太りの自分に誇りを持つ

また、一流の減量者たちは、じつは「健康な小太り」を目指していたりもする。これは「健康な体」の新たな常識で、決してガリガリに痩せているほうが健康というわけではなく、むしろ「小太りくらいのほうが病気になりにくい」とも言われていたりする。

もちろん個人によって体質が違うので一概には言えないが、人によっては多少太っているほうが「ベスト体重」なこともあるのだ。

一流のグローバル・減量者を目指すには、「最初の目標設定」を誤ってはならない。つまり、個人差を無視した「男性のウエストは85センチメートルを超えればメタボ」というようなガイドラインを過信してはいけないのだ。こんな基準が本当なら、ウエスト100センチの私は、もう何も食べられなくなってしまう。

スリム信仰に惑わされず、ぜひとも「健康な小太り」の誇りを胸に、今後も堂々と生きていこうではないか。

さて、これまで「一流のダイエット」に関し、グローバルエリートとしての高すぎる見識を、「下から目線」でわかりやすいように伝えてきた、いい感じの私。

しかし「年末にバレた真の二流の減量者」が、まさかグローバルエリートである私自身であったなどという衝撃の展開を予想した予言者が、この数百万人を超える読者の皆様の中に、ひとりでもいただろうか?

最終回にバレた「二流の減量者」は、やはり私


失恋をするたびに、反省をしては急激なダイエットに励んで2カ月で20キログラム落とすが、油断して2カ月で見事に20キログラムリバウンドしてしまう「平成のリバウンド王」である私。

深夜にラーメン屋に直行して、最後にラーメンを1口分残しただけで、何やら自制心を発揮した気になっているのは、何を隠そう、この「減量者」の風上にも風下にも置けない、神経と体が共に太すぎる、この恥ずかしい私なのだ。

しかし、この世から私のような、残念な二流の減量者が永遠に消滅しない限り、太平の世は訪れない

そして、悲しき法則である「ダイエットや健康知識豊富な人に限って、めっちゃ太っていてベルトがはまらず、サスペンダーをつけがち」「おまけに、サスペンダー姿の人を見ると勝手に親近感を覚えてしまう」という悲しき法則を地で行く私のような人間が即刻消滅しない限り、この世に真の平和が訪れる日は、来るわけがないのである。

というわけで、この約1年半にわたって続いてきた大人気コラム、「バレる!」シリーズは、今回を最終回に、今年いっぱいで千秋楽を迎えることにしたいと思う。

今後の活動はすべて、グローバル・メールマガジンの執筆という今世紀最大の偉業に費やすことを、ここで軽く、口約束させていただこう。

それではみなさん、長らくの熱い声援および、熱すぎる炎上、ありがとうございました。よいお年をお迎えください。