28日、参考消息網は、朴槿恵前大統領の罷免・起訴問題、文在寅大統領の就任、THAAD問題と、今年韓国が混乱のなかで見せた3つの「顔」について振り返る記事を掲載した。写真は文大統領の訪中を伝える韓国紙。

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2017年12月28日、参考消息網は、朴槿恵(パク・クネ)前大統領の罷免・起訴問題、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の就任、高高度防衛ミサイル(THAAD)問題と、今年韓国が混乱のなかで見せた3つの「顔」について振り返る記事を掲載した。

激しい「打倒朴槿恵」の波のなかで韓国の2017年が始まった。親友・崔順実(チェ・スンシル)氏の国政介入スキャンダルに巻き込まれた朴前大統領は、3月に国会の弾劾を受けて大統領辞任に追いやられ、多くの政府高官や企業幹部とともに投獄されることになった。審理のために法廷に入る朴元大統領は憔悴した面持ちであり、クールビューティーの面影はもはや見られなかった。一連の朴政権打倒の波が映し出したのは、長年にわたる政治と経済の癒着に対する韓国国民の強烈な反発だった。

変化に対する韓国国民の欲求を受けて5月の「バラの大統領選挙」で保守派を破った文氏が大統領に就任した。文大統領は就任早々に積年の弊害を一掃する国政改革の嵐を巻き起こし、批判の矛先を朴前政権のみならず、その前の李明博(イ・ミョンバク)政権にまで向けた。しかし、文政権は朝鮮半島情勢を理由に、THAADの配備を米国と協議することを宣言。これにより、政権交代で期待された中国との関係改善が先送りとなった。12月14日に大統領就任後初めて訪中した。

来年、文大統領の手中にあるカードは、今年より悪くなるということはないだろう。文大統領の支持率は70%前後の高水準を維持しており、韓国経済も世界経済回復の流れの中で良い兆候が見えている。それゆえ、経済面での施政も文政権の成否を占う大きな要素となるだろう。(翻訳・編集/川尻)