別れたくない…男の気持ちをつなぎとめた女のしたたかLINE

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愛する彼に別れを告げられれば、誰だって焦ります。それが突然だとすれば、呆然としてしまうでしょう。悲しいけど別れたくないのであれば、ただ泣いていてはダメ。何かしら策を講じれば大逆転の可能性も……? 今回は、そんな危機を乗り越えた経験のある女性に、“彼に別れを思いとどまらせた大逆転LINE”というテーマで話を聞きました。

文・塚田牧夫

「実は旅行を計画していた」

「彼と付き合って五年目のときでした。なんとなく気持ちが離れている感じはあったんですが、それも付き合いが長いせいだと、たかをくくっていました。

するとなんと彼から、“しばらく会うのはやめよう”と別れを匂わせるLINEが届いたんです。

焦りましたよね。でも、ここで黙ってたら終わりだ……と思い、頭をフル回転させました。そうしたら、もうすぐ付き合って丸五年の記念日であることに気が付いたんです。

そこで私は返信しました。“実は旅行を計画していた”と。まったくのハッタリです。ただ、友だちに旅行会社で働いている子がいたので、もしものときは何とかなるだろうと思っていました。

もう予約もしていると言うと、彼は“仕方ない”と一緒に行くことに。私は急いで友だちに連絡し、理由を告げて、キャンセルのあった温泉旅館にねじ込んでもらいました。

内風呂つきのかなりいい旅館で、料理も美味しく彼も満足してくれたようで、なんとか別れを思いとどまってくれました」サユミ(仮名)/29歳

「スマホ買い替えて見てない」

「彼とケンカが続いていて、“距離を置こう”とLINEが来たときでした。すぐにでも嫌だと返信したかったけど、いったん思いとどまりました。

たぶん、彼も一時の感情で送ってしまったに違いないと思ったんです。で、なんとかこのLINEをなかったことにできないかと思い、スマホを買い替えることにしました。

ちょうど買い替えるときにLINEが来たことにして、うやむやにしようと思ったんです。

買い替えてからしばらくして、彼からまたメッセージが来ました。“どうかな?”と。私は完全に知らないふりをして。“何が?”と。“ごめんスマホ買い替えてメッセージが消えちゃって……”と伝えました。

そうしたら彼も拍子抜けしたようで、“たいしたことじゃないからいいや”と返ってきました。なんとかうまいこと切り抜けることができました。しばらくして結局別れましたけど……」アイ(仮名)/27歳

「いま、病院」

「仕事帰りに彼から電話がありました。そこで突然、別れ話になったんです。あまりにショックで、私はそこで思わず電話を切っちゃった。突然のことだったんで、しばらく呆然としていました。すぐにまた掛かってきたけど、出ることはできなかった……。

ショックが大きすぎてそのときの記憶が曖昧なんですが、そこで私は駅の階段で足を踏み外して、転落しちゃったんです。たぶん十段ぐらい上から落ちたと思います。

駅員さんが救急車を呼んでくれて、病院に運ばれました。一応検査も必要ということで、その日は病院に泊まることになったんです。

そこで彼の“大丈夫?”というLINEに気付きました。それに対し“今、病院”と返信。ケガをしたことを告げました。

翌日、彼は病院に来てくれました。検査の結果は問題なし。ただ、彼は責任を感じてしまったようで、別れ話はなかったことになりました」ミイ(仮名)/28歳

“彼に別れを思いとどまらせた大逆転LINE”をご紹介しました。

やっぱり別れを思いとどまらせるためには、かなり大胆な策を講じる必要があるようです。ただし別れたくないからといって、自分を傷つけるような真似はしないようにしてください。

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※2017年12月29日作成