小田急百貨店藤沢店の外観イメージ。(画像: 小田急電鉄の発表資料より)

 小田急電鉄と小田急百貨店は、2018年6月から小田急百貨店藤沢店の大規模リニューアルに着手し、新たな商業施設として2019年春の開業を目指す。

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 小田急百貨店藤沢店は1985年3月2日に前身の江ノ電百貨店を継承し開業して以来、藤沢をはじめ、辻堂、鎌倉、茅カ崎などの近隣地域の利用客を中心に支持を得ている。地上7階、地下1階のビルディングで売場面積は12,641平方メートル。これまでも、利用客のライフスタイルやニーズの変化にあわせ、売場の改装やサービスの拡充に努めてきた。2016年度の売上は131億6,400万円。

 今回、将来にわたり集客を維持できる店舗づくりを目指すべく、施設の大規模リニューアルと運営方法の見直しを行うこととした。そのきっかけのひとつは、小田急小田原線・海老名駅周辺の商業施設エリア「TERRACE」の開業が挙げられるだろう。また、2020年の東京オリンピック開催も大きなきっかけのひとつだ。集客は店舗維持のためには欠かせないファクター。この点を改善し、売上を伸ばすのが使命と言えよう。

 新たな商業施設は、駅ビル型商業施設の運営ノウハウを有する小田急電鉄が事業主体となり、小田急百貨店と共同でリニューアルを行う。完成後は小田急百貨店が店舗の運営を担う。

 小田急百貨店がこれまで培ってきた売場づくりの強みをベースに、小田急グループの有する経営資源・ノウハウを活用し、話題性・独自性が高く集客力の優れた専門店を融合させる。

 両社は街の中心である駅前の賑わいを創出する新たな商業施設をプロデュースすると同時に、小田急江ノ島線の重要な拠点である藤沢地域の活性化に貢献して行く。近隣ではJR・辻堂駅に商業施設エリアがすでにあるため、それとイメージが被らないものが期待される。

 なお、リニューアル工事中も地下食料品売場、1階化粧品・雑貨売場、7階レストランフロアの一部店舗は営業を継続する。また、工事スケジュールや新たな商業施設の名称、店舗概要については今のところ未定だ。