中国吉林省長春市には「人民大街」と呼ばれる通りがある。長春市の中心を南北に貫く人民大街は全長13.7キロメートルに達し、「中国でもっとも長いメインストリート」としても知られている。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国吉林省長春市には「人民大街」と呼ばれる通りがある。長春市の中心を南北に貫く人民大街は全長13.7キロメートルに達し、「中国でもっとも長いメインストリート」としても知られている。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、長春市の「人民大街」はもともと日本人が作った900メートルほどの通りが起点となっていることを伝え、「中国でもっとも長いメインストリートは日本人が作った道路が『基盤』となって生まれたものだった」と伝えている。

 長春はかつて満州国の首都「新京」とされていた時期があり、記事は「人民大街」は新京時代に作られた道路が起点となっていることを紹介。当時、約900メートルほどしかなかった人民大街は長春の発展とともに延伸を続け、今では中国でもっとも長いメインストリートになったと紹介した。

 続けて、日本人が建設した当時の人民大街は、中国式の「長春大街」という名称だったが、それから日本式の「中央通り」という名称に改められ、国民党政権下の1946年には「中正大街」と改められたと紹介。

 さらに1949年には当時のソ連との友好を示すために「斯大林大街(スターリン通り)」となり、1996年に現在の人民大街となったと紹介し、「延伸と発展を続けるなかで、人民大街は何度も名前を変えてきた通り」であることを伝える一方、その発展の礎となったのは「日本人が作った900メートルほどの通りであった」と紹介した。

 記事が紹介しているのは長春市の「中央通り」だけだが、中国では「旧満州時代の長春市は北京や上海を凌ぐ発展を遂げた都市だった」と伝える声もあり、実際に長春市には旧満州時代の旧跡がたくさん残されている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)