旅客機の化粧室や厨房設備の世界的大手ジャムコ。機内全体をプロデュースできるのが強み

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 バブル崩壊後の最高値を26年ぶりに更新した日経平均株価。巷では3万円台も見えてきたという声もチラホラ聞こえる。そこでこのバブルに乗り遅れないための注目銘柄を事情通が大選出。ラストアベノミクス号に乗り遅れるな!

◆’80年代バブルの株価を超えて製造業もベンチャーも好調

 投資情報会社を経営する藤井英敏氏は、豊富な知識を基にして、高成長期待の銘柄を選出。そのベースになる’18年の景気にも太鼓判を押した。

「’18年の景気は死角なし。世界的に景気がよく、政治的にも経済的にもプラス要素にあふれています。これなら’80年代バブル期の日経平均株価を超え、行くところまで行くでしょう。後から振り返ったら『バブルだったかも』と思えるレベルにさえ達するかもしれません」

 バブルとなると弾けるのが怖いが、やはりオリンピック特需の存在は大きく、’20年までは順調だという「懸念である日銀総裁選や北朝鮮問題の影響があったとしても、あくまで一時的なものでしょう。順調な右肩上がりが見えるので、株のステージは“投資をやらなければもったいない”ほどのレベルに達しています」

◆世界好況の波に乗って製造業は躍進する

 好景気がさらなる好景気を呼び込む流れになる。象徴的なのは旅客機の客室設備を扱うジャムコだ。

「ボーイング社が発表した市場予測では、新造機需要は今後20年間で約4万機と見込まれています。好景気によって新興国などでの航空機需要も高まっているんですね。先進国における好景気の波が、新興国へと及ぶ。それが利益になって返ってくるわけです。ジャムコにとっては長期的な追い風です」

 そして、順風満帆の環境で、ストレートに業績をアップする企業、それを今のうちに仕込んでおくのも基本戦略だ。そんな銘柄の代表例は、産業機械のマニュアルなどを扱うグレイステクノロジー。

「日本の大手製造業の業績がアップしていますから、同社の成長期待度も非常に高いと言えます。しかも新たに名古屋に拠点を設けており、より業務を拡大しようとしている。トヨタなどとの取引が増えれば、その利益は’18年前期以降に反映されるでしょう」

 また話題性・成長性のある企業として、ライザップグループに組み込まれたことで話題となった「堀田丸正」も選出。

「もともとは婦人服・和装の会社なのですが、今後は企画・生産から販売まで手がけるSPA事業や海外展開を推し進め、プライベートブランドなども手がけます。ライザップのネームバリューで注目も集まっており、さらなる成長が期待できますね」

◆好況の潤沢な資金は他業種へも流れ込む

 潤沢な資金が、ベンチャー企業へ流れ込むことも予想される。ここで名前が挙ったのは「UMNファーマ」と「エヌ・ピー・シー」。いずれもマザーズ上場のベンチャーだ。

「前者は大手製薬会社と提携したことで研究資金も安定、ロングスパンで見守ることができます。後者は足元で研究資金を増額し、攻めの姿勢を見せました。バイオ関連はバクチ的な部分もあり、大きく値上がる可能性もあります。それだけに、『もっと上がるかも』という欲も生じるもの。つまり、売るタイミングは難しいことも覚えておきましょう」

 右肩上がりが期待できるからこその売りの難しさ。ぜひとも甘美な苦悩に悶えたいものである。

【藤井英敏氏注目銘柄】
●グレイステクノロジー(東マ・6541)
売買単位 100株
現在株価 9010円
目標株価 1万円
PER 151.43倍
PBR 42.8倍
配当利回り 0.14%
産業機械のマニュアル作成や管理運用システムを提供。ファナックのような大手とも取引がある。2017年6月に名古屋に拠点を開設しており、業務拡大の動きが見える。「好景気の波に乗り、1.5倍くらいにはなりそうです」(藤井氏)