ビジネスシーンでの待ち合わせや集合時間において、絶対に避けたいのが「遅刻」。しかしうっかり寝坊や体調不良、さらには交通機関のトラブルなどで、意図せず予定より到着が遅くなってしまうことは、多くの人が経験しているのではないでしょうか?

通勤にまつわる様々な調査・研究結果を発信するリサーチ型メディア「通勤総合研究所(通勤総研)」では、出勤時や打ち合わせ時のビジネスシーンなどでの遅刻実態を調査。こちらをもとに、遅刻によっておこる損害について考えます。

何だかんだで7割は「遅刻したことがない」!

同調査によると、ビジネスにおける「出勤時」と「打ち合わせ時」、そして「プライベート時」それぞれの遅刻の有無は、以下の割合となっています。

出勤時

遅刻したことがある……20.3%

遅刻したことがない……72.1%

出勤時間が決まっていない……7.6%

打ち合わせ時

遅刻したことがある……5.3%

遅刻したことがない……77.3%

社外の打ち合わせがない……17.4%

プライベート時

遅刻したことがある……15.6%

遅刻したことがない……78.0%

待ち合わせがない……6.4%

遅刻で一番遅刻したことがある割合が多いのは「出勤時」。出勤時に遅刻する理由で一番多かったのは「寝坊した(25.1%)」だそうです。一方「打ち合わせ時」で一番多かった遅刻の理由は「前の予定が押した(32.1%)」、「プライベート時」で一番多いのは「支度に時間がかかった(50.6%)」でした。やはり同じ遅刻でも、理由は微妙に違うもの。特にプライベート時の遅刻理由は寝坊や前の予定が押したのとは違い、避けようと思えばなんとかなるのではないでしょうか?

ただ3つとも共通して7割以上は「遅刻したことがない」と回答。遅刻は誰もがしてしまうものではなく、実はしない人のほうが圧倒的に多いのです。

仕事では遅刻しないのに、プライベートではよく遅刻をする「確信犯」の人もけっこういます。

ただ一口に遅刻といっても、予定時間から大幅に遅れる「大遅刻」と、5分ほど遅れる「ちょい遅刻」があります。大遅刻は相手に大きな迷惑となり、まさに謝罪もの。一方“ちょい遅刻”の場合、表面的には相手も「大丈夫ですよ」と、気にしていないように見えることも多いのではないでしょうか?しかしそれは、大きな間違いだったのです!

友人の遅刻により、「距離を置こうと思った」経験がある人は約4割

同調査では、5分程度の“ちょい遅刻”について、ビジネスシーンにおける相手の印象について質問。まず「印象が下がりますか?」という質問に対し「とても下がる」と答えた人は33.8%。さらに「少し下がる」は49.7%で、合計83.5%が多かれ少なかれ「印象が下がる」と答えているのです。さらにビジネスで遅刻を理由に「依頼・取引をやめようと思った経験がある」と答えた人は、なんと36.6%!遅刻がビジネスで重大な悪影響を及ぼす可能性もあるのです。

5分程度の“ちょい遅刻”で印象が下がりますか?

とても下がる……33.8%

少し下がる……49.7%

下がらない……16.5%

5分程度の“ちょい遅刻”で依頼・取引をやめようと思った経験がありますか?

ある……36.6%

ない……63.4%

一方同じ5分程度の“ちょい遅刻”でも、プライベートにおける相手の印象はどうでしょうか?同調査によると、ちょい遅刻をした友人に対して「イラっときたことがある」と答えた人は68.3%。さらに遅刻が原因で「友達と距離を置こうと思った」人は、なんと43.6%となっています。こちらはビジネスで「依頼・取引をやめようと思った」人よりも多く、遅刻で重大な悪影響になる危険性があるのは、むしろプライベートのほうなのです。

友人の5分程度の“ちょい遅刻” でイラっときたことがある?

ある……68.3%

ない……31.7%

5分程度の“ちょい遅刻” で、友達と距離を置こうと思ったことがある?

ある……43.6%

ない……56.4%

ビジネスはもちろん、友人関係でも重大な悪影響となっている「遅刻」。今の時代はスマホがあるので待ち合わせも楽になり、さらには乗換案内によって効率的に移動すること可能です。しかしそれゆえに「万が一」の備えがなく、交通機関の遅延などのトラブルがあると、ちょい遅刻も起こりがちなのかもしれません。そう考えると今の時代でもスマホに頼らず、待ち合わせの時は時間に余裕を持った移動をとることが必要になりそうです。

【調査概要】
調査媒体:株式会社ドリル「通勤総合研究所」
調査対象:20〜50代/一都三県在住/日常的に電車通勤をする有職者 男女/1,000名
調査方法:インターネットアンケート調査  
調査期間:2017年12月1日〜12月5日