税金も安く高速道路も通行無料! ガソリン価格も高騰して100円

 日本でクルマを持っていると、いつも気になるのは車検だ。最近は個人で車検の手続きを行うケースも徐々に増えているとはいえ、一般的にはディーラーに車検に関するすべての作業を委託する人がほとんどだ。車検では、軽自動車やコンパクトカーでも10万円近い出費になったり、高級車やビンテージカーでは百万円単位の負担となることが多い。

 一方、アメリカの場合、州毎にステートインスペクションという検査制度がある。だが、これがなんともいい加減だ。検査を行う業者は、廃業したガソリンスタンドを改装して利用する場合が多く、そこには整備用のリフト、排ガス検出用の検査機器などが置かれている。検査時間は1台15〜20分程度で、チェックの内容も”かなり甘い”。料金も数千円しかからない。

 実際、筆者は20万km近く走って、エンジンのヘッド部分のガスケットが抜けかかり、マフラーから白い煙を吐いているクルマをテキサス州内のステートインスペクションに持ち込んだことがあるが、「とくに問題なし」と言われたほど。

 無事インスペクションに通ると、フロントガラスに「○○年何月まで有効」というステッカーが貼られる。

 このほかでは、自動車税金を毎年地元の自治体に支払うが、金額は日本よりもかなり安い。支払いの照明として渡される小さなステッカーを、オーナー自身でナンバープレートに貼る。

 このように行政関連の経費が安いアメリカだが、日常生活でのランニングコストも、日本と比べてかなり安い。

 まずガソリンだが、2017年12月時点の全米平均で、1ガロン当たり3ドル中盤だ。1ガロンは3.785リッターなので、リッター換算すると100円程度となる。これでもアメリカ人にとっては、かなり高く感じる。なぜならば、過去20年間でガソリン価格は3倍以上に跳ね上がっているからだ。

 一方、高速道路の料金については、多くのエリアで無料だ。まさしく、フリーウエイだ。無料でフリー、アメリカ各所に自由に移動できるからフリーなのである。

 だが、最近は大都市圏の一部で有料道路が整備されることが増えている。しかし、通行料金は1〜2ドル(100〜200円)程度と日本の首都高速などと比べるとかなり安い。また、郊外での有料道路が多いのは、筆者の経験上、リゾートビジネスが盛んなフロリダ州と東部のペンシルベニア州である。

 このほか、ニューヨークやサンフランシスコなどでは、ダウンタウンと周辺市街地を結ぶ大きな橋やトンネルの通行料金として5〜10ドル(500〜1000円)かかることがある。

 このように、アメリカでは日本と比べて、クルマの維持費がかなり安いのだ。