26日、平昌五輪会場近くの宿泊料金が暴騰し「ぼったくり」と指摘されていた問題が地元自治体の取り組みなどによりようやく沈静化しつつある中、今度は現地の飲食店料金の上昇が波紋を呼んでいる。写真は韓国料理。

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2017年12月26日、平昌(ピョンチャン)五輪会場近くの宿泊料金が暴騰し「ぼったくり」と指摘されていた問題が地元自治体の取り組みなどによりようやく沈静化しつつある中、今度は現地の飲食店料金の上昇が波紋を呼んでいる。韓国・聯合ニュースが報じた。

平昌五輪を前に、スケート競技場のある東岸の都市・江陵(カンヌン)の飲食店でも五輪観戦客の受け入れ準備が進んでいる。これまで座敷が多かった店内を外国人観光客が好むテーブル席に変え、英語メニューも作成するなどの事業については、市も支援を行ったそうだ。

そうした飲食店に対し、利用者から不満が相次いでいるという。五輪が近づくにつれ、多くの店で価格の引き上げが行われているのだ。庶民の食べ物の代表とされるカルグクス(韓国のうどん)は6000ウォン(約630円)から7000〜8000ウォン(約740〜840円)に、ジャージャー麺やチャンポンも1000ウォン(約110円)ほど高くなっているそう。一部では飲食に付加価値税を課す中華料理店も出てきた。

観光客が目当てにする江陵の名物料理はさらに高い。新鮮な刺し身を使った冷たいスープ料理「ムルフェ」は、これまで1万2000〜1万5000ウォン(約1270〜1580円)だったのが1万5000〜1万8000ウォン(約1580〜1900円)に値上がり。イカなど漁獲量の少ない素材のムルフェは2万ウォン(約2000円)もするという。ムール貝のスープ「ソプクク」も8000〜1万ウォン(約840〜1060円)だったものが1万〜1万2000ウォン(約1060〜1270円)に値上がりした店が多いとのこと。

SNSでは値上がりした飲食店名を公開して「利用しない」と主張する動きも出ているというが、値上がりの背景には、五輪や高速鉄道開通による観光客の流入増や、来年から引き上げられる最低賃金の影響があると分析されている。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「平昌に1回行くお金で日本に3回行ける」「行かなければいいこと」「五輪はテレビで見よう。出掛けたら金がかかる」など、ぼったくり問題にうんざりしたような反応が寄せられている。

また、ぼったくりについて「本当に恥ずかしい」「国内外からたたかれている。世界的に恥ずかしい五輪開催国になることだろう」といったコメントも。

その他、「韓国人は絶対に行かないから、外国人だけがぼったくられることになる」「ぼったくりを取り締まれないの?」と外国人の被害を心配する声も上がった。(翻訳・編集/松村)