新聞社説、何のためにある?

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新聞には社説と呼ばれるページがあります。政治や経済のほか時事問題について、自社の主張を述べるものです。しかし、読んだ人ならおわかりかと思いますが、大したことが書かれていないのです。誰もが知っているようなことを並べ立てて、最後は当たり障りのない結論に達するのみです。もちろん、何かしらの主張はしているのですが、それも強い主張ではありません。

どう書かれる?

新聞の社説は、論説委員と呼ばれる人たちが書いています。会議によって社説の内容が決められ、そこからその分野を担当する人が書きます。かつては、著名な学者や評論家が社説を執筆することもありましたが、現在は新聞社の社員が執筆を行っています。現在では影響力を失ったかのようにみえる社説ですが、明治時代の新聞などではそれなりの影響力があったようです。自由民権、国会開設、条約改正、憲政擁護、普通選挙運動といった分野では社説の主張が生きることもありました。

匿名なのがいけない?

現在の社説はなんだかどっちつかずなものになっています。これは報道機関はあくまでも客観的であるべきだといった建前のほか、論説委員の誰が書いているのかを示さない匿名性の高さも影響しているでしょう。社説ではもっとはっきりとした意見を読みたいと思うのは誰しもの意見かもしれません。