資料写真=観光局提供

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(台北 28日 中央社)交通部観光局が2015年に運用を開始した個人旅行者向けICカード「台湾おもしろカード」(好玩カー)の知名度と販売率が伸び悩んでいる。周永暉観光局長は28日、来年は利便性を向上させた進化版を発行する方針を示した。現在はカードの使用範囲が発行された地域に限定されているが、進化版では別の地域でも利用可能にする。(カー=上の下にト)

同カードは台湾各県市の観光や交通がセットになった商品。旅行者は事前にインターネット上で好きな観光プランを購入すれば、優待価格で現地での支払いを気にせずに旅を楽しめる。また、交通機関や観光スポット、提携施設などで割引なども受けられる。観光局の補助金を受け、各県市が地域別に発行しており、これまでに高屏澎(高雄・屏東・澎湖)、宜蘭、中台湾、台東、台南、北北基(台北・新北・基隆)の6枚が登場した。観光局によれば、販売率は7〜20%にとどまっており、発行枚数は20万枚弱。

周局長はこの日、立法院(国会)交通委員会に出席し、与党・民進党の李昆沢立法委員(国会議員)らから同カードの効果について質問を受けた。李議員らは、同カードの今年度の予算執行率が現在までで2.25%と低いにも関わらず、来年度は今年より1600万台湾元(約6100万円)以上も多い4980万元(約1億8800万円)が編成される計画であることを批判。同カードの知名度の低さや情報の不明確さ、利便性の低さを指摘し、予算増加の必要性の有無を問いただした。

周局長は運用面での不備を認め、来年は進化版を発行すると説明。現在採用している地域限定のコンセプトを変更し、広い地域で使用できるようにすることで執行率は70%にまで引き上げられると見込んでいるという。

周局長によれば、来年は桃園市や新竹県、連江県(馬祖)のカードも発行予定。

交通委員会では、来年度の同カードに関する予算を200万元(約760万円)削減することが決まった。

(汪淑芬/編集:名切千絵)