江戸時代の記録に残るだけで7度も火災にあった大阪天満宮/大阪天満宮

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学問の神、菅原道真公をを祀る天神さんこと「大阪天満宮」。受験生はもちろん、技芸向上を目指す人など、さまざまな人が祈願に訪れる天神さんで2018年のスタートをきろう。<※情報は関西ウォーカー(2017年12月15日発売号)より>

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■ 学問の神を祀る天神さん

菅原道真公が太宰府に左遷される前に大将軍社へ参拝に立ち寄り、道真公の死後50年、一夜にして光り輝く7本のマツが生えたことから、その地に祀ったのが始まりの「大阪天満宮」。“天満の天神さん”として親しまれ、学問の神様として受験生をはじめ、試験を前にした人や、技芸向上を目指す人など、さまざまな人が祈願に訪れる。元旦の0時〜2時には白酒が振る舞われ、一年の無事を祈願する「歳旦祭」が行われる。お参りして多彩な神徳を授かろう。

江戸時代の記録に残るだけで7度も火災にあった大阪天満宮。本殿は1837(天保8)年の大塩平八郎の乱で消失。その後1843(天保14)年に再建された。

■ 事前にチェック!開運アイテム

「願い玉」(3個・500円)。この玉を「星合池」に浮かべられた梅の形をした的に投げ入れ、見事乗ったら祈願成就!

「梅子町守」(1000円)。いつまでも健康で美しくありますようにとの願いが込められたお守り。女性に人気が高い。

「絆守」(各1000円)。2人の絆をより深いものにしてくれる。腕に巻ける水引きのお守り。カップルにオススメ。

「諸芸上達御守」(1000円)。滝を上り、龍へと変化するコイがモチーフ。才能の開花とさらなる技芸の上達を祈願しよう。

ご朱印はコレ。菅原道真が愛した梅をかたどった梅鉢印(神紋)と、墨で太く力強く書かれた大阪天満宮の文字が印象的。

■ご朱印DATA/書:奉拝、大阪天満宮 印:神紋、社印 場所:社務所 料金:初穂料300円 ※年末年始も通常通り授与される

■ ここさえ巡れば、ご利益あり!時短参拝コース

<1>表大門

三が日の参拝はここからスタート。見どころは天上につるされた、直径164cmの大方位盤。12の方位に十二支の彫刻が据えられており、「酉」の位置には「鳳凰」が配されている。

<2>手水舎

<3>大将軍社

650(白雉元)年建立の大阪天満宮より250年前にこの地に鎮座。八衢比古神(やちまたひこのかみ)など四神を祀る。この社に菅原道真公を祀ったのが、大阪天満宮の創始となった。

<4>白米稲荷社

伏見稲荷大社より祭神を迎えたと言われる社。社殿内には勾玉や管玉を磨いた「狐・天狗の爪研ぎ石」と呼ばれる石がある。爪で引っ掻いたような、3本の傷跡が伝説を物語る。

<5>お守り・ご朱印

■ 時間があれば「星合池」で最良の出会いを

縁結びのご利益があると言われる「星合池」。橋の上で出会った男女は結ばれると言われている。

「三が日は表大門から北行きの一方通行となります。本殿から大将軍社、白米稲荷社、余裕があれば縁結びのご利益がある“星合池”も参ってください。」と、禰宜の柳野 等さん。

■初詣DATA/昨年の人出:約56万人 年末年始の参拝時間:12月31日(日) 6:00〜20:00、1月1日(祝) 0:00〜20:00ごろ、1月2日(火) 6:00〜19:00、1月3日(水) 6:00〜19:00、1月4日(木) 9:00〜17:00 年末年始の行事:12月31日(日)「大祓(おおはらえ)式」15:00〜 一年間の穢れを祓い去り、新年を清らかな心身で迎える。 1月1日(祝)「大将軍社拂暁祭」5:30〜 大阪天満宮が大将軍社に「租(そ)」(借地料)を納める。巫女が本殿前で舞を捧げる、この神事のあと新年を祝う歳旦祭が行われる。 ご利益:学業成就、諸芸上達、家内安全、厄よけなど

■大阪天満宮<住所:大阪市北区天神橋2-1-8 電話:06-6353-0025 時間:9:00〜17:00 休み:なし 料金:境内無料 駐車場:なし 交通JR大阪天満宮駅または地下鉄南森町駅より徒歩5分>【関西ウォーカー編集部】(関西ウォーカー・編集部)