スタンプを集めると、お得な特典があるというポイントカード。個人のお楽しみかと思っていたら、これがネットで売られているのだという。しかも金額的に、計算が合わないものもあるのだとか。下手をすると、法律に触れるというから、要注意だ。

「メルカリ」「ヤフオク」にはもう洪水のようにカードが並んでいた。個々のカードは、商店街で出しているもの、カフェチェーン、レストランなど、スタンプがたまると無料券や景品になるというやつ。誰でも財布に何枚か入っているものだ。

街で聞いてみると、19枚も持っている女性もいた。「得だなと単純に思います」「ちっちゃな楽しみ。それを商売にしちゃうのはどうか」

「優待券/割引券 全部で9枚あります。1枚300円」「しばらく行く機会もないし、有効期限が2年間なので格安で譲ります」「3枚合わせて、すでに50個のスタンプがたまっています」......。

出品された店の中には、「転売はやめてほしい。もう、紙のポイントカードは限界なのかもしれない」という声も。

半年で135万円分も食べた?

カードの売買自体は、法的に問題はない。しかし日経新聞によると、ある出品者が半年間で54枚のポイントカードをネットで販売した。計算すると、それだけのポイントを集めるには、135万円分の飲食が必要だった。

発行している大手外食チェーンの広報担当者は、不正の可能性を指摘した。店員が不正にスタンプを押して、転売している可能性があるという。

野上慎平アナ「ポイントカードはどんどん増えますよね」

司会の羽鳥慎一「財布がパンパンになる」

カードを売ること自体は問題ない。しかし、菅野朋子弁護士によると、カードには「財産的価値」がある。10ポイント満点で、コーヒー1杯が無料になるカードの場合、1ポイントでも50円の価値があるというわけだ。

だから、スタンプを不正に押印すると、「有価証券偽造罪」(3カ月以上10年以下の懲役)になる。前述の半年間で54枚というのは、これに当たるだろうという。

野上「135万円は、1日で大体7500円くらい」

さらに、馴染みの客などに、おまけで1ポイント、なんていうのも、同罪に当たるのだと。のみならず、おまけでコーヒー1杯を飲んだ客は、「偽造有価証券行使罪」(罰は同じ)になる。

野上「押された側も、知っていれば罪になる」

玉川徹(テレビ朝日解説委員)「知らなければいいのね」

野上「知らなければいい」

ということは、ネットで買った人は「知らない」で通るということか。売るほうも、不正でなければ、問題はないと。

しかしサイトの方は、換金性の高いものや同一商品の大量出品は排除の方向へ動いてはいる。ただし、「ヤフオク」は「判断が難しい」。「メルカリ」は、一歩踏み込んで「業者とみられるものは一律排除」としている。

羽鳥「わからないで買っちゃったのは大丈夫」

野上「ちょっとでも怪しいなと思いながら買っちゃったら......」

玉川「買う側は多分大丈夫なんです」