「全国高校ラグビー・1回戦、常翔学園61-15仙台育英」(28日、花園ラグビー場)

 昨年ベスト8の常翔学園(大阪第3)が、FW、バックス縦横の攻撃を披露して仙台育英(宮城)を退けた。

 「後半はペースを取り戻せた」と評した野上友一監督(59)は、「初戦が強い相手だったので、緊張を持って、油断せずに戦えた」と2回戦以降へ願ってもないスタートとなった。

 発奮材料がある。一つは、昨年ベスト8にも関わらず今大会、シード校に選ばれなかったこと。「自分たちがよく分かってるでしょう。ノーシードでも、ここまで頑張ってきた、というね」と野上監督。

 もう一つは主将を務めていたPR奥野翔太(3年)が予選決勝で右足甲を剥離骨折したことだ。

 10日ほど前に、副将のSO高桑基生(3年)がキャプテンとなり「全員がキャプテンという意識を持っていこう」と、チームの自覚を促したことも、状態を上げて花園に来られた要因だ。

 奥野は「痛み止めは飲んでますが、いつでもいけます」と、故障箇所はかなりよくなっており、次戦以降の“秘密兵器”としての起用が予想される。

 ノーシードからどこまで駆け上がるか。高桑主将は「次(石見智翠館)は強いですが、僕は全国優勝を、と思っています」と、逆境をバネに頂点を狙う。