「8割できた」のワナにはまるな

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MAPSを実践するときは、最初はまず3つくらい試して、慣れてきたらさらに5くらいにまで増やすことができるようになります。しかし、1つのMAPSをやりきる前に、あれもこれもと手を出してしまうと、結局どれも中途半端に終ってしまう危険に陥りがちです。

半日かけた作業が一瞬で消えた!

つい最近のこと。間もなくお昼になろうとする時間に、突然、社内で悲鳴が上がったのです。
なにごとかと思って状況を確認しにいくと、ある女性社員のパソコンの電源が突然落ちてしまい、作業していたExcelのデータが消えてしまったとのこと。どうやら誰かが誤ってパソコンのコードに足をひっかけてしまったようです。
いつもはこまめに保存しながら作業する彼女も、この時に限ってそれを忘れていました。不幸にも午前中ずっとやってきた作業が一瞬にして無駄に終わってしまったのです。

8割で終わった気にならない

こうした経験は誰でも1度はあることでしょう。
彼女が普段していたはずの最新の注意をなぜこの時に限ってしなかったのか。探ってみると、エクセルの作業以外にも同時並行でメールのやり取りや取引先への発送作業など、マルチタスクで社業をしていたのです。
マルチタスク自体、全て悪いわけではありません。効率的に業務をこなすのに必要なことは往々にあります。
ただし、注意しなければいけないことがあります。それが「8割でやめないこと」です。
彼女は、Excelの作業を8割がた終えた時点で一息つき、他の作業をしていたのです。この「終わった」と思った瞬間、気の緩みが生じてしまったのでしょう。あなたも、同じような心境に陥ったことがあるのではないですか?

肝心なのは「もうひと息」から先

「もうひと息で終わりだ」と思った時、あなたの脳は「できた」と感じ取り、もうこのことは考えなくて良いと判断してしまいます。最後までやりきるには「もうひと息」からが肝心なのです。
彼女も、ほとんど終わりだと満足してしまい、そこに気の緩みが生じてデータの保存をやらずに、違うことに手を出してしまい、事故とはいえ不幸な結果になってしまったのです。1つの作業を「もう終わった」と中途半端な判断をせずに最後の最後までやりきっていれば、保存し忘れることもなかったのではないでしょうか。

まとめ

いかがですか?
一つのことを成し遂げるためには最後まで集中力を切らさない。これは緊張の連続のスポーツなど勝負の世界でも、毎日の仕事においても同じことだと思います。結局、地道にできることを1つずつ確実にクリアしていくことが必要です。

参考書籍:竹内真也著「評価される人のすごい習慣」(白夜書房刊)

評価される人のすごい習慣 posted with ヨメレバ 竹内 慎也 白夜書房 2017-11-30