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text & photo:Kazuhide Ueno(上野和秀)

KEN OKUYAMA DESIGNの新オフィス

クルマ好きにとって特別な存在といえる奥山清行氏が率いるKEN OKUYAMA DESIGNの東京オフィスは、これまで数カ所に分散していた。効率を高めるために神宮前の新オフィスに移転して活動を開始し、このたび関係者に公開された。


新たなオフィスは1階から3階までデザインスタジオとされ、そこにはこれまで手がけたデザインのレンダリングが飾られ、その中には見覚えのあるフェラーリの姿もあった。1階には同社が手がける南部鉄瓶や有田焼からアイウエア、カトラリーなどが展示され、将来的にはショップを設ける予定となっている。また東京オフィス内で用いられるファニチャーも、同社がデザインしたものが多く使用されていることも見逃せない。


奥山氏に新しいオフィスのコンセプトとこれからの方向性を伺う機会に恵まれたのでさっそくご紹介しよう。
 

テーマは「カフェ」 奥山清行氏にインタビュー


AC:新オフィスのコンセプトは?

奥山:コンセプトはカフェです。神宮前を選んだのもそれが理由なんですけど、デザイン会社って何かと閉鎖的で、中で何をやっているか分からない感じがあるでしょう。これからはデザインを色々な方に知っていただき、普通の方にプロがどのような仕事をしているのかを見てもらうことにより、初めて商品の広がりが出ると考えています。


このようにガラス張りにして、カフェのように気軽な雰囲気のデザインスタジオがコンセプトです。

いずれわたくし共が手がけている商品を販売するショップをここにオープンする予定です。


AC:今後のクルマ関係の展開は

奥山:自動車部門が黒字化しました。これからも山形の工場でKode 57やKode 0のような限定のクルマと、徐々に自社のシャシーと完全にゼロから立ち上げるクルマを作っていきたいと考えています。時間がかかりますので無理せずにゆっくりと進めたいと思います。

これまで結果的に1年1モデルを出してきて来年も新しいモデルを出すのですが、無い時は無いで良いし、というノリでやっています。


AC:自動車部門以外の活動は?

奥山:デザイン・コンサルティング業務が弊社の中心で、これまでのお客様とじっくりと継続して取り組んでいきたいと思います。1業界で1社に限り、ライバルメーカーと仕事することはありません。コンサルティング業務はこれから海外展開を増やし、ロサンゼルス事務所の拡充を行っています。

AC:お忙しいところありがとうございました。

このようにクルマのみならず鉄道から家電、家具のインダストリアル・デザインから、グラフィック、プロモーションと活動は多岐にわたり、新オフィスへの移転により更なる飛躍が期待される。

KEN OKUYAMA DESIGN  東京オフィス
東京都渋谷区神宮前2-27-14
TEL:03-6447-5250
KEN OKUYAMA DESIGNホームページ