居間がそのまま映画館になるようなイメージの製品

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 原稿を書いている時点ではクリスマス、正月と続く時間の流れの中にいるわけだが、リア充な人々はこの年末年始に1回は映画館に足を運ぶことだろう。そういった人はきっと1年に何回も映画館に足を運んでいるんだろう。そして、これに対して、映画館なんかに行くのは面倒だ、という非リアな人もいることだろう。

 混雑し、うっとおしい空間にわざわざ足を運んで映画を見なくても、家に大画面テレビとホームシアターシステムがあれば快適に映画を楽しむことができる。それはそうだ。今では日本でも新規公開時から数ヵ月待てばオンデマンドビデオやブルーレイで新作を見ることができる。しかし、大画面テレビは場所を置くのに場所の問題もあるし、価格も高い。世の中、ままならないことばかりだ。

 しかし、4K大画面をノースペースで楽しむことができるデバイスが登場しようとしている。そんなデバイスをクラウドファンディング「Indiegogo」で見つけた。それが「Cinego」だ。

■VR世界で4K大画面を実現

 VRゴーグルを装着して、その世界のなかに入り込んでいくと、そこで大画面でテレビを見られないかと思ってしまう人も多いことだろう。Cinegoは仮想世界のなかに4Kの大画面を表示してしまおうというものだ。

 そのバックグラウンドとなっているのはフルHD(1920×1080ドット)解像度の2枚のソニー製M-OLEDディスプレイ。サイズは0.7インチ(PPIは3147)。このドット密度はiPhone Xの7倍にもなる。ソニーはテレビのような大画面ではLG電子からパネルの供与を受けているが、このような小さく、密度が高いものは得意なのだ。

 この表示密度がどれだけ高いものか?は最近のスマホのディスプレイが5インチでフルHD程度なのかを考えればわかるだろう。ちなみにVRゴーグルではよりクリアな表示を実現するためにディスプレイには液晶ではなく、有機ELを使うのが一般的だ。

ソニー製ハイクオリティM-OLED搭載

Cinegoと他機種とのスペック比較

Cinegoは高い解像度の映像ユニットを搭載する

居間がそのまま映画館になるようなイメージの製品

■その映像ソースは?

 Cinegoは32GBの内部記録容量を持っていて、動画データをアップロードして再生したりすることができるが、それ以外にもさまざまな映像データへのアクセス方法を持っている。

 まずは256GBメディアまで対応するマイクロSDスロットを持っている。また、USBポートを搭載していて、フラッシュメディアを接続することもできる。

 そして、スマートAndroidシステムを搭載していて、Wi-FiやBluetoothでネット接続し、NetflixやHulu、Amazon、YouTubeなどの動画をAndroidアプリで視聴することができる。HDMIポートを搭載していて、PS4やXBOX、任天堂スイッチなどのゲーム機を接続して大画面でゲームプレイすることも可能だ。

さまざまな映像ソースに対応する

HDMI出力対応ゲーム機を接続してディスプレイにすることができる

Netflixの4K動画を見ることができる

■4時間以上持つバッテリーで4K映像をモバイル

 せっかくウェアラブルなのだから、家のなかだけじゃなく、外出先でも動画が見たいところ。Cinegoはリチウムバッテリによって4時間半の駆動ができるので、外出先の隙間時間に映画を見ることもできる。

 しかも、その重量はわずか200グラムと軽量なので首への負担も少ない。ちなみにこのデバイスは3Dビデオゲームや3D映画などにも対応している。

バンドで頭部にホールドすることもできる

リモコンも付属

■それでいくら?

 このCinegoは現在、「Production(プロダクション)」ステージになっている。これは原稿執筆時点で締め切りを24日前にして、投資目標金額をクリアし、生産が確定していることを示している。

 市販予定価格は$800なのだが、締め切り前の現在ならEarlyBirdsで$499USDで購入できる。出荷予定はは2018年の3月になっている。

 未来のホームシアターはこういうものなんじゃないかと思う。いや、モバイルで使えるのでもはやホームですらないのだが。

■関連リンク
Indiegogo「Cinego」ページ