登下校時に小学校の周辺に響く賑やかな子ども達の声を聞くと、ふと昔を思い出し、懐かしく思うことはないだろうか。日本の小学生の登下校の風景は学校や地域ごとに異なるが、基本的には子ども同士が道草しながら自分たちの足で歩いて通学するというものだろう。(イメージ写真提供:123RF)

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 登下校時に小学校の周辺に響く賑やかな子ども達の声を聞くと、ふと昔を思い出し、懐かしく思うことはないだろうか。日本の小学生の登下校の風景は学校や地域ごとに異なるが、基本的には子ども同士が道草しながら自分たちの足で歩いて通学するというものだろう。

 こうした光景が見られない中国では、子どもたちはどのように登下校をしているのだろうか。中国メディアの今日頭条は24日、中国では見られない子ども達の登下校の様子を紹介する記事を掲載した。

 中国では子どもの誘拐という安全面の問題や、子どもに対して過保護な家庭が多いこともあり、記事は「小学生の登下校は保護者が車で送迎することが一般的だ」としている。また車は「ステータス」としての意味合いが強いゆえに「送迎する家庭同士がどの高級車に乗っているかで競い合う」ということもあるようだ。

 しかし、日本では子どもたちが自分たちで登校するので「どのような車で迎えに行くかという見栄の張り合いは必要ない」とした。また同じ地域の高学年の子どもがリーダーとなって低学年の子どもと共に通学するケースを紹介し、「子どもの責任感や自立性を培う場とすらなっている」と評価した。またこうしたグループがあれば、子どもが自分で時間に間に合うように起床して朝食をとる習慣が身に着くと指摘した。

 中国では両親が働き、子どもは祖父母が世話をするのが一般的なので、甘やかされて育ち、身の回りのことは全てしてもらうのが当然という意識の子どもが多い。学校に忘れ物をして先生に怒られると、帰宅して親に「なぜ持ち物を用意してくれなかったのか」と怒りをぶつける子どもがいるくらいだ。また、課外活動で子ども達が公共の乗り物を利用する時も「日本では大人が子どもに席を譲る必要はない」として驚きを示す中国人もいるが、日本の子どもたちは中国の子どもに比べて早い段階から「独り立ち」ができていると言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)