あるネットユーザーがこのほど、「電球キャンディー」を口の中に入れて地下鉄に乗っている写真を中国版ツイッターに投稿したところ、瞬く間に話題となった。

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あるネットユーザーがこのほど、「電球キャンディー」を口の中に入れて地下鉄に乗っている写真を中国版ツイッター・微博(ウェイボー)に投稿したところ、瞬く間にネット上で話題となった。東方網が伝えた。

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投稿された写真で、男性は電球キャンディーを丸ごと口いっぱいに頬張り、そのせいで顔全体が強張り、とても奇妙な表情になっている。写真には「本当に口から抜けない!」というコメントも添えられていた。多くのネットユーザーが、「この電球を本当に食べられるなんて、すごく面白い」や「私も試してみたい」といったコメントを次々と寄せた。さらに、「電球キャンディーをどこで買えるのか」という質問も投稿され、この電球キャンディーはあっという間に「ネット上で大人気」のキャンディーとなった。

多くのネットユーザーが、自分が電球キャンディーを食べている写真を微博にアップしている。なかには、電球キャンディーを食べる様子をライブ配信する人もおり、興味を示し、閲覧する人も少なくない。

またクリスマス前には、「面白プレゼント」として、この電球キャンディーが通販サイトの淘宝網で飛ぶように売れた。ショップの多くは商品紹介で「本物と同じサイズ」という謳い文句を掲げていた。この電球キャンディーのサイズは幅6センチ、長さ9.9センチでその重さは200グラムと、本物の電球とほぼ同じで、価格は20元(約340円)から50元(約850円)までさまざまだ。より多くの消費者を惹きつけるため、電球キャンディーを丸ごと口の中に押し込んでいる自身の写真をアップしているショップオーナーもいるほどだ。あるショップのカスタマーサービスに連絡を取り、電球キャンディーを丸ごと口の中に入れた場合、危険ではないのかと質問したところ、その担当者は、「キャンディーが口の中から出せなくなった場合でも、キャンディーがだんだんと溶けるのを待てばよいので、何も危険ではない」と答えた。しかし、一部ショップの動画には、「電球キャンディーを丸ごと口の中に入れることは、非常に危険を伴う動作なので、絶対に真似しないでください」という注意書きを表示されていた。商品の衛生面での問題については、「電球キャンディーは砂糖と麦芽シロップを原料に、手作業で製造されており、衛生面に問題はない。だが、ネットショップは実店舗ではないので、食品合格証は提供できない」という回答だった。

■専門家の意見

口いっぱいに頬張ると取り出しにくくなり、窒息に至る危険も

上海市普陀区人民病院口腔科の陳震医師は、電球キャンディーの危険性について、「電球キャンディーを丸ごと口に頬張ると、筋肉がそれに反応して収縮し、顎下の関節の動きに影響が及ぶ。この関節は、筋肉の動きによる咀嚼・嚥下といった重要な働きを担っている。この関節の動きが制限されると、電球キャンディーを口から取り出すことは容易ではなくなる」と指摘。

さらに、「電球キャンディーが口の中から出せなくなっても、キャンディーがだんだんと溶けるのを待てばよいので、何も危険ではない」というカスタマーサービスの説明については、「電球キャンディーが口の中から取り出せなくなると、非常に危険だ。口の中のキャンディーは、口腔内を独占し、気道を防ぎ、その嚥下や正常な呼吸に影響を与え、窒息する危険がある。たとえキャンディーが溶けても、長時間口を塞いでいる状態が続けば、関節に損傷をもたらす。特に、幼い子供の場合は、危険度がさらに増す」とした。

その上で専門家は、「ペロペロキャンディーなどの食品の直径は、人の平均的な口幅、つまり4センチメートル以下でなければならない。この幅以上の大きさの場合、販売側は、丸ごと口の中に入れないよう消費者に注意を喚起しなければならない。消費者自身も、安全に注意を払い、この種の食品を丸ごと口に放り込むような真似は慎むべきだ。危険性が高いだけではなく、これらのネット人気食品は『食の安全』が保障されていないことを心に留めておく必要がある」とアドバイスしている。(提供/人民網日本語版・編集/KM)