宮里藍【写真:Getty Images】

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「スポーツ界の名珍場面総集編」…9月に引退の宮里にLPGAが粋な計らい

 2017年のスポーツ界を沸かせた名シーンを連日にわたって振り返る「名珍場面2017」。今回は9月に現役引退した女子ゴルフの元世界ランク1位・宮里藍に起きた「LPGAの感動の“贈る言葉”」。現役最終戦となったエビアン選手権の大会中に米国女子プロゴルフ協会(LPGA)の粋な計らいがあった。その様子を宮里はインスタグラムに画像付きで紹介。「涙を堪えるのもそろそろ限界かな」と胸中をつづり、感動を呼んだ。

 これが、世界に愛された「アイ・ミヤザト」の証しだった。4月に現役引退を表明した宮里。現役最終戦となった9月のエビアン選手権の大会期間中、LPGAツアーはインスタグラム公式アカウントで1枚の画像を掲載した。

 そこにはLPGAのスタッフ男女合わせて25人が一同に会し、笑顔を見せている。そして、前列5人は3枚の紙をつなぎ合わせ、あるメッセージを記していた。「Ai WILL MISS YOU!」。現役に別れを告げる31歳に対し、惜別の言葉を14文字に込めて記していたのだ。

 これを受け、宮里は画像を引用し、「ツアーからこんな写真が」と記事を投稿。英語と併記する形で「本当に心から嬉しいです。裏で支えてくれるツアースタッフの皆さんに、心から感謝します。ありがとう!!!」と思いをつづった。

沸き起こった「藍ちゃんフィーバー」、世界から愛された31歳の引退

 宮里といえば、東北高(宮城)2年生だった02年に釜山アジア大会金メダルを獲得。翌03年には、アマチュアの立場ながら「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」で優勝を果たした。翌03年には、アマチュアの立場ながら「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」を制し、一躍、日本中に「藍ちゃんフィーバー」を沸き起こした。

 史上初の高校生プロゴルファーとなり、06年から米ツアーに本格参戦。10年にはシーズン4勝を挙げ、男女通じて日本人初の世界ランク1位に輝くなど、世界のトップ選手となった。しかし、宮里らしいのは実力のみならず、人柄でも世界に愛されたこと。引退を表明した際には国内はもちろん、海外のメディア、選手から引退を惜しむ声が上がった。

 現役最終戦に起きた粋な計らいも、そのひとコマだった。エビアン選手権の33位を最後にクラブを置いた宮里。日本、世界のゴルフ史に残した功績は、これからも褪せることはない。(THE ANSWER編集部)