イオンのレジがATMになる? 来春開始の「キャッシュアウト」サービスでATMは不要になる

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クレジットカードやデビットカード、電子マネーなどの利用が増えてきたが、まだまだ現金で支払うことは多い。

中国などでは、電子決済は急速に普及し、キャッシュレス社会になろうとしているが、日本では、まだほとんどの人が常に現金を持ち歩いている。

年末年始や大型連休の前、給料日直後など、現金を引き出すためにATMに列ができることも珍しくない。

しかし、そんな日本でも、来春からは変わるかもしれない。

●現金引き出しは、銀行やコンビニのATMが主流
現金の引き出しは、銀行の窓口のほか、 銀行やスーパー、コンビニなどに設置されているATMで行われている。

ATMを利用する頻度は人それぞれだと思うが、必要なときに近くにATMがあるとは限らないし、列に並ぶのは時間もかかるし面倒だ。そうかと言って、多めに引き出して持ち歩くのも避けたい。
現金の利用が減ってきたからこそ、ストレスなく現金を引き出したいものだ。

●銀行のキャッシュカードで、レジから現金を受け取れる?
イオンで来春から始まる新たなサービスが、レジで銀行のキャッシュカードを出して、現金を受け取れるというものだ。

「Jデビット」の機能を持ったキャッシュカードが必要となるが、いちいちATMを探したり、立ち寄ったりして現金を引き出してからレジで会計をする必要がなくなるのだ。

イオンでは、2018年4月から一部の店舗でサービスをスタートし、順次拡大していく予定とのこと。引き出し可能額や手数料の有無などは未定だが、引き出しは千円単位で一万円以下となるようだ。もちろん、銀行口座からの引き出しとなるので、口座残高以上の額を引き出すことはできない。

どこで現金を引き出すのか、そのときの都合に合わせて選べるようになるのはありがたい。この先、イオン以外の店舗でも同じサービスが広がっていけば、さらに便利になるだろう。