ロックの殿堂2018:ボン・ジョヴィ、ニーナ・シモン等に決定

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ニーナ・シモン、ボン・ジョヴィ、ダイアー・ストレイツ等、来年度のロックの殿堂入りアーティストが発表された。そのほかには、ザ・ムーディ・ブラザーズ、ザ・カーズも殿堂入りが決まり、アーリー・インフルエンス部門はシスター・ロゼッタ・サープに決定した。

来年にロックの殿堂入りを果たすアーティストが正式に発表された。ボン・ジョヴィ、ダイアー・ストレイツ、ザ・ムーディ・ブルース、ザ・カーズ、そして・ニーナ・シモンの5組が殿堂入りを果たすほか、シスター・ロゼッタ・サープがアーリー・インフルエンス部門を受賞する。

授賞式は2018年4月14日に、米クリーブランドのパブリック・ホールで開催される。式典の一部はのちにHBOで放送されるほか、シリウスXMラジオでもエアプレイされる。授賞式の参加チケットの詳細は近日発表予定とされている。

ファースト・アルバムまたはシングルのリリースから25年経ったアーティストは、ロックの殿堂の選出対象となる。今年初めて対象となった唯一のアーティストであるレディオヘッドは受賞を逃した。ボン・ジョヴィは今回選出されたアーティストのなかで、80年代以降に活動を開始した唯一のアーティストとなっている。

「まさにクリスマスの奇跡さ」。ボン・ジョヴィのキーボーディスト、デヴィッド・ブライアンはそう話す。「俺たちは夢だけを抱えて、何一つ保証されないこの世界に飛び込んだ。『世界をアッと言わせてやろうぜ』ってね。そして俺たちは実際にやってのけたんだ」

ムーディ・ブルースのシンガー、ジャスティン・ヘイワードもバンドの殿堂入りを大いに歓迎している。「(知らせを聞く前日の)金曜日までは、どうでもいいことだと思ってたんだ。でも翌日に結果を知って、さすがに興奮を隠せなかった。ロックの殿堂に感謝していることが二つあるんだ。一つ目は、僕が子供だった頃から限りない喜びをもたらし続けてくれたこと。二つ目は、こうして僕たちをメンバーに迎え入れてくれたことさ」

授賞式でバンドが過去のメンバーとステージに立つケースは少なくないが、来年の式典においても一夜限りのパフォーマンスの実現に期待が高まる。ダイアー・ストレイツは1992年の解散以来一度もステージに立っていないが、フロントマンのマーク・ノップラーはオリジナルメンバーでのパフォーマンスの可能性について未だ言及していない。

一方でボン・ジョヴィは、ギタリストのリッチー・サンボラとベーシストのアレック・ジョン・サッチという、2人のオリジナルメンバーとのパフォーマンスに意欲を示している。「彼らはバンドの歴史の一部だ」。ドラマーのティコ・トーレスはそう話す。「彼らと一緒に出演できたらと思っているよ」とデヴィッド・ブライアンも同調する。「過去があってこそ、僕たちはこうして殿堂入りを果たすことができたんだ。当日は現ラインナップとオリジナルメンバーの両方がステージに立つはずさ。楽しみにしておいて」

ザ・ムーディ・ブルースも、キーボーディストのマイク・ピンダー(1978年に脱退)、そしてフルート/ヴォーカル担当のレイ・トーマス(2002年に脱退)という、2人のオリジナルメンバーとの共演に前向きな姿勢を示している。「ぜひ実現できたらと思ってるよ」とヘイワードは話す。「2人とも僕にとって大切な存在だから。僕をバンドに引き入れてくれたマイク・ピンダーは特にね」

ザ・カーズは解散から22年後の2010年に再結成し、翌年にアルバム『ムーヴ・ライク・ディス』を発表している。その後短期間のツアーに出たものの、2011年8月にロラパルーザに出演して以来、バンドは再び活動停止状態となっている。

ニーナ・シモンは2003年に、そして近年再評価が高まっていたシスター・ロゼッタ・サープは1973年に、それぞれこの世を去っている。授賞式には両者の影響を受けたアーティストたちが出演すると予想される。

授賞式のクライマックスでは、出演者全員によるジャムセッションが恒例となっている。「当日の一番の課題になるだろうね。何せ出演者全員が素晴らしい音楽を残してるわけだから」。ブライアンはそう話す。「スタンダードなブルースなんかを演るのかもね。分からないけど、出演者全員が揃ってから決めるんじゃないかな」