立憲民進党に入党した山尾志桜里衆院議員。不倫騒動は「ダイナマイト」のように爆発するか(2016年4月撮影)

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離党者が続出する民進党の事実上の受け皿になっているのが立憲民主党だ。ただ、その中には過去にスキャンダルを指摘されたりして「爆弾」になり得る人も少なくない。

こういったことを念頭に置いたのか、袂を分かった希望の党からは、「左のダイナマイト打線」といった声も聞こえてくる。

山尾衆院議員らが入党

立憲民主党は2017年12月26日、衆院で同じ会派で活動してきた山尾志桜里衆院議員、民進党を離党した、風間直樹(新潟選挙区)、有田芳生(比例代表)、江崎孝(同)の3参院議員の計4議員の入党を承認した。これのため26日時点で、衆参両院の所属議員は60人(赤松広隆副議長を除く)になり、57人(27日にも離党者あり)の民進党を上回って立憲民主が野党第1党になった。

これに加えて民進党の蓮舫元代表が同日、立憲民主に入党届を提出。年内にも入党が認められる見通しだ。

勢力拡大が続く立憲民主だが、「爆弾」も増えている。山尾氏は週刊文春に倉持麟太郎弁護士とのダブル不倫を報じられ、不倫は否定したものの民進党を離党。17年10月の衆院総選挙には無所属で出馬し再選されたものの、倉持氏を政策顧問に起用して不興を買った。

発足3か月経たないのにセクハラで処分2件

それ以外にも、初鹿明博、青山雅幸両衆院議員の両衆院議員は、それぞれ週刊文春にセクハラを報じられた。初鹿氏には6か月の役職停止、青山氏には無期限の党員資格停止の処分を下したが、セクハラは繰り返されることも多く、やはり「火種」だ。

蓮舫氏は、自らの二重国籍問題で釈明に追われ、自らの代表辞任や民進党の支持率低迷の一因になった。

立憲民主はリベラル色の強い枝野幸男衆院議員が民進党を離党して立ち上げ、社民党出身の辻元清美衆院議員が国対委員長を務めるなど「左派」色も強い。

こういった状況を念頭に置いているのか、希望の党の長島昭久衆院議員は12月26日夜、ツイッターに

「左のダイナマイト打線が完成しつつある」

とツイート。ツイッター利用者の

「左のダイナマイトの変な爆発に巻き込まれないようにくれぐれも注意して下さい」

という声に、

「大丈夫です。センター守ってますから!」

と応じていた。