<ライブレポート>フレデリック「ぼくらのTOGENKYOはここにありました!」【フレデリズムツアー2017】ファイナル公演

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 フレデリックが全国ツアー【フレデリズムツアー2017〜ぼくらのTOGENKYO〜】のツアーファイナル公演を、12月21日Zepp Tokyoにて行った。

【フレデリズムツアー2017】写真(全13枚)

 11月11日に行われた岡山CRAZYMAMA KINGDOM公演を皮切りに、最新アルバム『TOGENKYO』を引っ提げ、全国12箇所を回る自身最大規模となった本ツアー。ファイナルである当日のチケットはソールドアウト、満員の観客がフレデリックを見に詰めかけた。

 代表曲の一つ「オンリーワンダー」から始まった序盤は、最初からクライマックスと言わんばかりにキラーチューンを連発。Ba.三原康司の痛快なベースソロから始まった「愛の迷惑」では、歌詞の所々に“Zepp”の単語が挟まれ、今日の日を待ち望んでいたファン達を沸かせた。

 中盤戦はフレデリックらしい一筋縄ではいかない楽曲が続く。ライブの定番曲「うわさのケムリの女の子」では、ステージだけではなくフロアまでもスモークだらけという異色の演出でオーディエンスを驚かせると、「まちがいさがしの国」では、Vo.三原健司がハンドマイクでステージを横断。続いて「ナイトステップ」「スローリーダンス」とブラックミュージックの影響も見受けられるビートの効いた楽曲を披露。彼らの多様なバックグラウンドを彷彿とさせるダンスチューンの連続に、オーディエンスは酔いしれた。

 ここまでほぼMCなしできた本公演、唯一のMCタイムでは三原(健)より「3人で進化して帰ってくるかと思ったら、4人で帰ってきました」と、今年5月に加入したDr.高橋武が紹介され、会場は歓迎の拍手につつまれた。

 後半戦は、そんな高橋が加入するきっかけとなった「かなしいうれしい」からスタート。お決まりのハンドクラップで会場は一体感に包まれる。「みなさんの力で最強のダンスホール作りませんか?」と三原(健)が煽り、彼らのブレイクのきっかけとなった「オドループ」のイントロが流れると、会場のボルテージは最高潮に。ラストのサビでは大合唱も起こり、その勢いのままラスト、アルバムのタイトル曲である「TOGENKYO」を披露。「ぼくらのTOGENKYOはここ、ZeppTokyoにありました!」と、大団円を飾った。

 アンコールのMCでは、「最高のワンマン一緒に作らせてくれてありがとうございました。この景色を2018年のフレデリックに持っていきます」と、来年開催のツアー追加公演、そして初のアリーナ公演に向けての抱負を述べ、最後は「この曲でずっと繋いできました」とツアーを振り返り、「たりないeye」を披露。このツアーを追憶するような感傷的なラストとなった。

 2017年は新メンバーを迎え、全国のフェスを沸かせたフレデリック。そんな“フェス常連バンド”の印象が強い彼らだが、ワンマンライブで魅せる多彩な楽曲や表情こそ、フレデリックの真髄であると感じられるステージであった。

大阪 Photo by 渡邉一生
東京 Photo by Viola Kam (V'z Twinkle)

◎公演情報
【フレデリズムツアー2017〜ぼくらのTOGENKYO〜】
日程:2017年12月21日(木)
場所:東京・Zepp Tokyo
<セットリスト>
01.オンリーワンダー
02.KITAKU BEATS
03.オワラセナイト
04.愛の迷惑
05.うわさのケムリの女の子
06.ミッドナイトグライダー
07.まちがいさがしの国
08.みつめるみつあみ
09.ナイトステップ
10.スローリーダンス
11.ディスコプール
12.パラレルロール
13.かなしいうれしい
14.シンクロック
15.リリリピート
16.オドループ
17.TOGENKYO
EN
18.FUTURE ICE CREAM
19.たりないeye