全国高校ラグビー大会が27日、花園ラグビー場(大阪府東大阪市)で開幕し、伝統校の日川(山梨)が節目の全国通算60勝を挙げた。10年ぶり出場の城東(徳島)に対して、12年連続47回目出場の常連の力で圧倒した。

 相手に押し込まれた風下の前半、流れを変えたのがWTB青野大星(3年)だ。前半24分にハーフウエーライン右サイドを華麗なステップで突破。4人を交わして14―0と広げる50メートル独走のトライを生み出した。

 「緊張をしていたけど、あのトライで緊張がほぐれて自信になった。チームも波に乗れたと思う」

 小学1年から3年まで空手と野球をしていたスポーツ少年。「空手のおかげで意思が強くなった。ラグビーも格闘技だからつながっているところがあると思う」。その後ラグビーに転身して、「憧れ」の赤と黒のジャージーに袖を通した。同じようなユニホームだった城東に47―7と圧倒。全国60勝は常翔啓光学園(大阪)に並んで歴代7位だ。

 30日の2回戦はBシードの大阪桐蔭と対戦する。二枚目のトライゲッターは「伝統のタックルを見せたい。僕たちの目標はベスト16。年越しをすること。一生懸命やりたい」と、V候補の一角撃破に名乗り。日川の名前を全国にとどろかせる。