統一部が脱北者の放射線被ばく検査の結果を発表した。脱北者のイメージ=(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】韓国統一部は27日、核実験場がある北朝鮮北東部・咸鏡北道吉州郡出身の脱出住民(脱北者)30人を対象に実施した放射線被ばく検査の結果を発表し、「一部の脱北者の放射線被ばくを疑うことは可能ながら、(年齢や喫煙歴などの影響など)複数の変数により、その時期と原因を断定することができなかった」と伝えた。

 この検査は、北朝鮮が最初に核実験を実施した2006年10月以降に脱北した吉州郡出身の114人のうち検査を希望した男性4人と女性26人を対象に、10月24日から12月16日にかけ韓国原子力医学院が実施した。

 統一部によると、染色体異常のうち安定型異常を調べる検査で、4人に検出限界を超える数値が見られた。うち2人は放射線被ばくが原因である可能性もあるが、北朝鮮での居住環境、高齢や長期の喫煙などが影響した可能性も排除できないという。この4人については不安定型染色体異常の検査も追加したが、検出限界値未満だった。

 また、30人の対象者全員に対し放射能汚染の有無を確認するための検査を実施したところ、特に注目すべき結果は出なかった。ただ、核実験による汚染があったとしても、体内の放射性物質の量は有効半減期に従って減るため、今回の検査で特に意味のある数値が出なかった可能性もあるという。30人はいずれも16年1月の北朝鮮の4回目核実験以前に脱北しており、検査対象選定の上での限界もあったと、統一部は指摘した。 

 同部は放射線被ばくが疑われる脱北者に定期的な健康診断を勧める一方、脱北時期や地域などを考慮し、別の脱北者に対する放射線被ばく検査を推進する方針を示した。