日本の若者は起業や出世に対する意欲が他の国に対して相対的に低いと言われている。つまり、リスクを取りたがらない傾向にあると言えるだろう。逆に中国ではもともと競争が激しく、会社員であっても決して楽ではないためか、起業に積極的な人が多い。多産多死のもと経済にはダイナミズムが存在すると言えるだろう。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本の若者は起業や出世に対する意欲が他の国に対して相対的に低いと言われている。つまり、リスクを取りたがらない傾向にあると言えるだろう。逆に中国ではもともと競争が激しく、会社員であっても決して楽ではないためか、起業に積極的な人が多い。多産多死のもと経済にはダイナミズムが存在すると言えるだろう。

 中国メディアの今日頭条は21日、日本の若者はリスクを取りたがらず、成功に対する意欲も低いと指摘する一方、中国でも近年は一部で「消極的」な若者たちの存在が指摘されるようになっていることを伝えている。

 記事はまず、日本の若者は欲がなく、結婚をせず、子どもを生まず、家も買わない人が増えていると紹介。そして、草食系男子と呼ばれる人の存在や、仕事をせず、家に引きこもる人の存在は長年社会問題となっていることを強調した。若者に欲がなくなっている理由としては、「日本は経済的に豊かな国ゆえに、仕事をしなくても生活に困らない環境がある」ことを挙げた。

 一方、若者たちが欲を失うという現象は日本に限ったことではなく、中国でも見られるようになっていると指摘。急激な経済発展の代償なのか、特に大都市を中心に消極的、退廃的な考え方が広まりつつあると指摘。たとえば数年前の中国であれば、「インターネットが普及し、都市化が進む」という環境下で、多くの若者たちは「努力すれば報われる」と信じて奮闘を重ねていたと指摘する一方で、16年ごろからこうした雰囲気が変わり始めたと指摘。

 特に不動産価格が暴騰したことで、家を手に入れられない人や大都市に住むことができなくなる人が増え、生活コストの負担に耐えきれず実家に戻る若者が増えたと指摘。中国の都市部では経済発展によって物資的には充足したと指摘しつつも、都市部の発展が住民に与えてきた「夢」は今、天井にぶつかっていると主張している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)