渡辺麻友が26日、秋葉原・AKB48劇場にて卒業公演を行った。

卒業公演の興奮も冷めないまま、”まゆゆ”の門出にふさわしい、ゴージャスな白のドレスで報道陣の前に姿を見せ、終えたばかりの最後の劇場公演を振り返り、「12歳でAKB48のオーディションに合格して、それから11年間、前だけを見てただひたすら駆け抜けてきて、今こうして最後の劇場公演を終えて、ほんとうに1この1年間が幕を下ろそうとしてるんだなと、急に実感が沸いてきて、寂しいですね」と口を開いた。

公演を終えてやり残した悔いはないかと聞かれると、笑顔になり「さっきの公演の一場面で悔いが残っていまして、ラストのブロックで歌わせていただいた、私がセンターを務めたシングル『ラブラドール・レトリバー』という曲があるのですが、曲紹介するときにいつも”甘噛み”するんですよ。今日は最後だからちゃんと言おうって思ったんですけど、見事に甘噛みしまして(笑)、紅白のリクエストベスト10にも入ってないので、甘噛みで言い納めちゃった」とお茶目なエピソードを話した。

今までで一番辛いことだった事として「選抜総選挙」を挙げた渡辺。第1回から9回まで連続で出馬し、すべて5位以内という偉業を成し遂げた唯一人のメンバーだが、「外から見ると面白いと思うんですけど、当事者からしたらプレッシャーと重圧が半端なくって、毎年寿命が縮むようでした」と振り返った。その総選挙の場で卒業を発表したのだが、ここまで半年という期間があった。「ファンの方には”半年なんてすぐじゃん!”って寂しがる声もあったんですけど、私もあっという間に過ぎてしまって、でもこの半年間で11年間の感謝の気持ちをファンの方にも伝えられし、メンバーともたくさん交流して最後の思い出を作ったし、後輩の子たちにもいろいろ伝えられたんじゃにかなって思うので、すごく充実した半年間でした」と語り、「一番の卒業発表の条件は、ファンのみなさんの前で直接伝えたいという思いだったのですが、悪天候で無観客となってしまって…」と運命のあの日については少し残念そうな表情だった。

”あなたにとってAKB48とは”の問いには「人生です」ときっぱり。最後は報道陣のリクエストに応え、キャッチフレーズをやり納め。「公演でやってないや」と照れながら、「みーんなの目線を、いただきまゆゆー♡」と笑顔で決めると、自然にたくさんの拍手が沸き、”アイドル渡辺麻友”は11年の幕を下ろした。残すは30日のレコード大賞、そして大晦日の紅白歌合戦のステージとなった。