温活の季節ですね。体を温めるのは健康にいい、体を冷やすのは健康に良くない、とはよく言われることですが、では一体「体を温めること」がなぜ健康にいいのか、その理由をきちんと説明できるでしょうか。ここではその理由と手軽な温め方についてまとめてみました。体を温めると良い理由は「血行」だけではないのです。

温めると酵素が活性化して、それが体に良い影響を与える

現在分かっているだけで私たちの体内には約3.000種類の酵素があることが報告されています。酵素で有名なのが消化酵素ですが、我々の呼吸、筋肉の活動、脳の活動などカラダの全ての活動に酵素が関与しています。免疫力にも深い関係がありますが、体温が低下すると酵素のはたらきは悪くなり、そのために免疫力が落ちたりすることがわかっています。冬に風邪を引きやすくなるのも、これが原因の一つと考えられているほどです。体を温めると酵素が活性化し、代謝がうまく機能して免疫力も高い状態でキープできるのです。

温めると副交感神経が優位になり、それが体に良い影響を与える

自律神経には活動している時に優位にはたらく交感神経と、リラックスしている時に優位にはたらく副交感神経がありますが、交換神経ががんばっていると血管は縮んでしまい冷えてしまいます。あるいは体が冷えている時も血管が収縮し、血流がどちらかといえば悪くなりがちです。同じく冬に手足が冷えて体がなかなか温まらないのも、末端の血流が滞っているからですね。でも、体が温かい状態、あるいは体を温めることで副交感神経がはたらいてリラックスができるようになり、血管も拡張し血液がよく流れるようになります。これでストレスが解消できるわけです。

温めると神経伝達の速度が上がり、それが体に良い影響を与える

体を温めることによって神経の伝達速度が上がるということはかなり以前から分かっているようです。脳から末端の手足、逆に手足から脳への情報が速く伝わることで体の恒常性機能の反応が素早くできるということになるわけです。酵素のはたらき、自律神経のはたらき、神経伝達のはたらきは絡み合って機能しているので、体を温めることでそれらは相乗効果でさらに活発にはたらき、全体的な底上げをしてくれます。では体を簡単に温める方法にはどんなものがあるのでしょうか。

カラダを温めるチョットした工夫

◎まず温めるためにすぐ思いつくのがお風呂ですね。この季節なら、湯船につかる時に「ゆず」を2〜3個浮かべるだけでもより深くリラックスして温まります。

◎使い捨てカイロを効果的に使ってみるのも手軽でいいです。肩や首の辺り、腰回りなどに貼ると効果がありますね。ただし、貼らない方がいい個所もあります。頭部や脇下、ここは熱を発散する役割もありますので貼らない方がいいでしょう。

◎マフラーでカラダ全体を温めることも出来ます。首には太い血管があるので、温めると温かい血液が全身に広がり、体全体を温めることができるからです。使い捨てカイロと併用してもいいでしょう。

◎足が冷えるという時は、お腹を温めるのもいいです。内臓が温まり下半身への血流が良くなるからです。腹巻やカイロで温めてみましょう。

体を温めることの恩恵は計り知れません。寒ささえ気にならなければ、冬は楽しいことがたくさん!ぜひ温かくしてこの冬をお過ごし下さいね。


writer:Masami