小規模オフィスや物置、仮設店舗だけでなく、ミニマルな住宅としての利用も模索されつつあるコンテナハウス。とはいえ、そもそも居住空間としての快適性などが考慮されていない貨物コンテナを再利用するだけに、実際に住むことまで検討するには至らないという人がほどんどであろう。

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しかし近年では、建設費用が安価で居住性も十分、しかもあらかじめ出来上がったコンテナを運搬して設置することで工事期間も短くて済む、新時代のコンテナハウスが世界各地で提案されるようになってきている。ギリシャContainer Architectureの『Cocoon modules』もそのひとつで、彼らは貨物コンテナが住宅に変貌するまでの様子を、わずか44秒のタイムラプス動画で公開している。

https://youtu.be/oUDo-fSSV0E

まだプロトタイプの段階ではあるが、『Cocoon modules』はおよそ1〜4か月で建設でき、建設コストはギリシャの一般的なプレハブ建築よりも15%以上安く、伝統的な建築方法による建物より30%安上がりに作れるのだという。なにより、いかにも工業製品然としたコンテナをウッドパネルを覆うことで、なかなかにスタイリッシュな外観を獲得しているのもポイントが高い。



さらに、規格化されたコンテナの特性を活かしたモジュール構造は、ブロックのような拡張性を発揮。複数のユニットを接続してホテルを建設するといった構想まであるようだ。



Container ArchitectureのWebサイトには、『Cocoon modules』の外観から内装まで、数多くのイメージが掲載されている。さすがに広大な室内空間というわけにはいかないが、シンプルで身軽な暮らしを実践するなら必要十分なスペースにも思える。なにより元々が貨物コンテナとは思えないほど小奇麗にまとめられたインテリアは、住環境を考える上で参考になることだろう。

関連サイト



Cocoon Modules(Container Architecture)

text渡辺 "d." 大輔(編集部)