薄型なのでセルフィーの構えでもグリップはしっかり安定する

写真拡大

 12月1日に発表された「ユーキャン新語・流行語大賞」で「インスタ映え」が年間大賞を受賞したことが象徴するように、もはやスマートフォンのカメラはただシーンを切り取ればよいものではなくなってきている。ユーザーが求めているのは、SNSで公開したり友人に見せて自慢したりできる写真の撮影だ。
 フォトジェニックなアイテムや名所を紹介したり、撮影方法をレクチャーしたりする講座が人気だが、撮影機材であるスマートフォンにこだわれば、テクニックに頼らなくても日常の風景をオンリーワンの1枚に仕上げることができる。今回注目したのは、自分撮りで唯一無二の機能を発揮できる「ZenFone 4 Selfie Pro」だ。

●1+1=2以上? デュアルレンズカメラがもたらすセルフィー新体験



 「ZenFone 4 Selfie Pro」は5.5インチのディスプレイを搭載。メタルボディを採用し、カラーはネイビーブラック、サンライトゴールド、クラシックレッドの3色を揃える。今回のレビューではクラシックレッドを使用したが、マットな質感で光沢が抑えられており、男性・女性どちらのユーザーにもマッチする印象だ。約6.9mmと薄型で、片手でスマホを持つセルフィー(自分撮り)の構えでもグリップはしっかり安定する。

 本機の最大の特徴は、ディスプレイの前面に備えたデュアルレンズカメラだ。背面のアウトカメラとして、レンズやセンサーの異なる二つのカメラを搭載するスマホは続々登場しているが、ディスプレイ脇のイン側をデュアルカメラとした機種はめずらしい。1200万画素のメインカメラと500万画素のワイドカメラの二つをイン側に用意しており、組み合わせることで1+1=2以上のセルフィー新体験を味わえる。

 まず、それぞれのカメラの性質を説明しておこう。メインカメラのスペックはF値が1.8、センサーは1/2.55インチ、画素ピッチ1.4μmのソニー製IMX362センサー。薄暗い場所でもノイズの少ない写真を鮮明に撮影可能だ。仕様は1200万画素だが、ASUSのDuoPixelカメラテクノロジーによって2400万画素相当の高解像度撮影ができる。

 もう一方のワイドカメラは画角120°の広角レンズを搭載。撮影対象エリアがメインカメラの約2倍に広がり、大人数での集合写真や背景を大きく映しこんだセルフィーが楽しめる。二つのカメラは画面内のUIからワンタッチで切り替えることができ、スマホを構えた状態でも楽にスイッチ可能だ。

●セルフィーだけで4通りの演出 「美人エフェクト」は男性にもおすすめ



 ワイドカメラがセルフィー撮影の幅をどこまで広げることができるのか。実際に5人での集合写真をメインカメラと撮り比べてみた。これだけ人数が増えると画面の限られたエリアにいかに顔を入れるかに苦心する。背景はほぼ埋められてしまい、撮影者が無理な体勢になってしまうこともしばしばある。

 これをメインカメラからワイドカメラに切り替えると、空間にぐっと余裕が生まれた。大人数でも立ち位置を意識することなく画面内に入ることができ、バックの風景の奥行も増す。これまでのセルフィーでは撮影できなかった写真が撮影できることもうれしいが、これまであれこれと考える必要のあったセルフィーによる集合写真が手軽になることも大きなメリットだろう。観光地やレストランで他人に撮影を依頼することも少なくなりそうだ。

 次にデュアルレンズカメラの真骨頂といえる「ポートレートモード」を試してみた。背面にデュアルレンズカメラを配置するスマホでは一般的になりつつある機能だが、自分撮り+ポートレートモードができるのは「ZenFone 4 Selfie Pro」のオンリーワンの魅力だ。

 作例を見てもらえれば一目瞭然だが、ポートレートモードに切り替えると、背景が鮮やかにボケる。注目してほしいのは、人の輪郭がくっきりと描写されていることだ。背景と人の境界線が曖昧になることなく、簡単に自然なボケ味を演出することができた。

 「ポートレートモード」はメインカメラだけでなく、ワイドカメラにも対応する。つまりセルフィーモードで「メイン+ノーマル」「ワイド+ノーマル」「メイン+ポートレート」「ワイド+ポートレート」の4通りの写真を取り分けることができるのだ。

 「ZenFone 4 Selfie Pro」はこのほかにもセルフィーを引きたてる機能を備える。例えば、デュアルレンズカメラと同じくイン側に搭載するソフトライトLEDフラッシュ。写真全体を最適な明るさに調整しつつ、柔らかなフラッシュで人の肌を美しく際立たせる。

 カメラに搭載された「美人エフェクト」機能も、写真のクオリティを上げてくれるすぐれものツールだ。撮影した写真の肌のキメや色味を調整して、人物の顔をより写真映えする写りに変えてくれる。女性向けの機能に思えるかもしれないが、試してみると男性にも使える機能だということが分かった。自然に肌の質感を底上げするようなナチュラルなテイストの補正だからだ。

 セルフィーによる動画撮影も高いレベルを実現する。4K動画の撮影に対応していることに加え、電子式手ぶれ補正を搭載し、滑らかなブレの少ない映像を撮影することができる。ブームが起こりつつあるライブ動画配信においても、満足ゆくパフォーマンスを発揮してくれそうだ。

 12月1日からはASUSオフィシャルオンラインショップ「ASUS ZenFone Shop」でASUS ZenFone ASIA Pacificブランドアンバサダーを務めている韓流スター、コン・ユのオリジナルグッズセットを先着順でプレゼントするキャンペーンを開催中。「ZenFone 4」シリーズの購入者が対象となる。コン・ユ直筆サイン入りグッズが抽選で当たるキャンペーンも同時開催しているので、ファンなら今がチャンスだ。(BCN・大蔵 大輔)