25日、韓国で盗みの被害に遭ったコーヒーショップ店主が、高齢の加害男性に対し逆にクリスマスの贈り物をしたとして、韓国で注目が集まっている。資料写真。

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2017年12月25日、韓国で盗みの被害に遭ったコーヒーショップ店主が、高齢の加害男性に対し逆にクリスマスの贈り物をしたとして、韓国で注目が集まっている。

韓国・京郷新聞などによると、23日午前11時30分ごろ、南部の都市・光州(クァンジュ)市内のコーヒーショップが所有するエアコン室外機から銅線を取り外し盗んだとして、83歳の男Kが窃盗の現行犯で警察に検挙された。エアコンは最近、ショップ店主Nさんが300万ウォン(約32万円)ほどで購入したもので、設置まで室外機をショップ隣の空き地に置いていたという。Kは警察の取り調べで「(室外機が)不用品だと思った。銅線は金になると思い取り外した」と話し、「Nさんに申し訳ない」と謝罪の言葉を口にした。Kは空き箱や古紙を回収して売り、同居する52歳の娘との生活費に充てていた。

娘は、父親が窃盗を働いたとの知らせを受けた翌24日、示談金として50万ウォン(約5万3000円)を知人などから借りて用意しKと共にNさんの店を訪ねた。Nさんは差し出された封筒を受け取るとすぐに中から現金を取り出し、新しい封筒に入れ直した。そして、「頂いたお金だから私の好きなように使わせてもらう」と言うと封筒をK親子に渡し、「私からのクリスマスプレゼントです。このお金を工面するのに苦労されたでしょう。気持ちだけ受け取ります」と話したという。

このやりとりに警察関係者は「気持ちの良いクリスマスを経験した」と語り、ネットユーザーからは「Nさん、センスあるね」「サンタクロースは現実にいるのか!」「温かいクリスマスプレゼントだ」「世の中にはいい人の方が多いんだなあ」「こっちがクリスマスプレゼントをもらった気分だ」など、クリスマスの出来事に心を温かくしたとの感想が多く寄せられている。

また「KさんとNさん、2人に天の祝福がありますように」「Kさんのような人がお金の心配をせずに暮らせたらいいね」「国民が共に生きる国になることを願う」など未来に期待する声も上がった。(翻訳・編集/吉金)