臨床心理カウンセラー/パーソナルコーチ松山真己さんが、女子のメンタル相談に答えてくれる本連載。今回は、神奈川県在住の会社員の女性からの質問です。仕事をしていくなかでの人間関係、とくに「お局先輩」との付き合い方って本当に難しいんですよね……。

<悩み>

「お局さんが苦手です。部署異動があっても必ず部署の主というか、お局的な人にぶつかり、いつも苦戦しています。 相手によって、アプローチ方法を変えてみたりするのですが効果なし。私はこのまま、我慢するしかないのでしょうか? 」(28歳・会社員)

特定の相手というわけでなく、とにかく自分よりキャリアが上で、その部署を仕切っている“お局的”な女性とうまくコミュニケーションがとれないという相談者さん。自分なりに対応法を考えて試行錯誤しているだけに、「自分は誰ともうまくいかない人間なんじゃないか」と落ち込んでいる様子です。

こういう場合、どうしたらいいのでしょうか。

「毎回お局さんとぶつかる……」。何が悪いのかわからないと、なおさら落ち込みます。

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「アプローチ方法を変えているつもりでも、効果なし」。

ということは、それに伴う「あなたの意識」が変わっていないということかもしれません。「お局さんと自分とはうまくいかない」という決めつけです。

お悩みには、「お局さんが苦手」と冒頭にありました。

そもそも相談者さん自身が、年上の女性や、自分より先に部署に在籍していて仕事ができる女性に対して、「お局さん」という「ラベル」を貼り付けてはいないでしょうか?

「お局さん」という言葉から勝手に抱く、自分の中にある定着したイメージと、それに対する嫌悪感や苦手意識。これらによって、実際の状況をゆがめて捉えてしまうことがあります。

そして、目の前にいる相手の本質に目がいかず、「この人はこういう人だ」という決めつけをしてしまうのです。

もしあなたが「年上の女性の先輩=お局さん」と捉えているとしたら、その人と上手くやれないのも頷けます。あなた自身が、無意識のうちに壁を作ってしまっているからです。

しかし、相談者さんの言う「お局さん」は、いつも理不尽なことを自分の感情ベースで言ってきたり、自分は怠けているのに仕事を押し付けてきたりする女性、あるいは悪口を言われたり、人の足を引っ張ったり、常に自分が一番というように偉そうにしていたりする女性でしょうか。

だとしたら、同じ部署にいて、一緒に仕事をするのはキツイですよね。

そして、相談者さんがどこに異動しても、そういった方に出会ってしまうのなら、

「よほど相談者さんは運が悪いか?」
「相談者さんがそういう人を引き寄せているのか?」
「職場の体制に問題があるのか?」

ということが考えられますね。

では実際にどう対処すればいいのか?その具体的な方法5つを後編でご紹介いたします。<後編>に続きます。

■プロフィール

女子メンタルの賢人 松山真己

臨床心理カウンセラー/パーソナルコーチ
個人や企業へのカウンセリング、コミュニケーション教育、各種セミナーなど。
心の多面性を見つめながら「心の健康と美」を育んでいくカウンセリングには、経営者や専門家、アーティストなどのクライエントも多い。
また、TV雑誌等でのコメントや心理テストの作成分析などにも多く携わっている。
http://www.calix.jp ( 心の健康と美の研究所Calix/株式会社CIELO )