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日常生活のみならず旅行に行くときも、デジタルカメラを持っていく人が減っています。もはやスマートフォンがあれば食事や風景、そしてセルフィーまで自在に撮影することができるからです。しかしそんな「スマホで撮影」時代に勝負を挑むように、カシオから見た目がかわいいコンパクトなデジタルカメラ「TR mini」が発売になりました。といっても日本ではなく、台湾や香港、そして中国などアジアの中華圏で販売が始まっています。

TR miniの最大の特徴はその見た目です。化粧品のコンパクトのようなスタイルで、開くと自動的にカメラが起動します。カメラは蓋の内側に内蔵されていて、その周囲にはLEDライトも配置されているんです。一方アウトカメラは存在しません。そう、このTR miniはセルフィー用途に絞ったデジタルカメラなのです。

実はカシオは中華圏でTRシリーズというセルフィーデジタルカメラを販売しています。日本ではほとんど知られていませんが、上記国では女性に大人気なカメラなのです。六角形の見た目も特徴的ですが、価格は10万円を超えるモデルもあるなど高級品という一面も持っています。日本では羽田空港の免税店などでも販売されていますが、やはり購入者は中国などの女性が多いそうです。

TR miniはそんなセルフィーカメラをよりかわいいデザインとし、価格も日本円で5万円台に抑えて買いやすくしています。撮影した写真はWi-Fiを使ってすぐにスマートフォンに自動転送も可能。デジタルカメラの欠点は撮影後にSNSでシェアしにくい点ですが、TR miniはあたかもスマートフォンのリモートカメラのように使えるのです。使い方は簡単で、カメラを開くだけ。開いた瞬間にメニューが表示されますが、ユーザーインターフェースはディスプレイの外から指先で中央に向かってスワイプするだけ。左からのスワイプで美顔調整、右からのスワイプでLEDライト調整、などになります。

ディスプレイの下からスワイプすると、静止画と動画の切り替え、オートモードやお勧めの美顔エフェクトが選べます。普段はこの状態で使うだけでも十分美しいセルフィーを撮影できるのです。動画も撮れるので、机の上にTR miniを置いてお気に入りのアクセサリなどを紹介する動画を撮影してSNSでシェアする、なんてことも簡単にできます。

実際に使ってみると、スマートフォンならまずカメラを起動しなくてはなりませんし、カメラがメイン側であればフロントに切り替える必要があります。それに対してTR miniなら本体を開くだけ。しかも一瞬でカメラが起動します。スマートフォンで何かをしている時にセルフィーを獲りたくなったら、スマートフォンはそのままにTR miniだけですぐに撮影できるのも便利でしょう。

そしてより凝ったエフェクトをかけたいのならば、画面左からスワイプすることで個別の効果を選ぶことができます。画面左には各効果のアイコンが表示され、それぞれを指先で上下にスワイプするだけで、時計のベゼルを回すようにそれぞれのエフェクトを個別に設定できます。

このあたりはTRシリーズを長年販売しているカシオだけに、かなり本格的なものになっています。肌のなめらかさ、肌の色、顔の明るさ、立体感、色調、ライティング、さらにはメイクアップアートやほくろ消し、小顔効果にキャッチあいなど設定できるエフェクトは多数。TR miniを開いていじっているだけでも楽しくなるのでしょう。

そしてLEDライトも重要な役割を果たしてくれます。ライトは全体を光らせることでアイキャッチを入れるほか、半分だけをONにして顔に影を与える照明としても使えます。セルフィーで重要なのはカメラ画質だけではなくライティングですが、TR miniなら別途ライトを用意する必要が無いというわけです。

カシオのTRシリーズは過去に日本でも1モデルが発売されたことがありましたが、コンセプトが明確では無かったこともあり話題に上がることはありませんでした。しかしこのTR miniはスマートフォンとSNSの全盛時代だからこそ、セルフィー専用カメラとして日本でも受けることは間違いありません。今回テストした製品は香港品でしたが日本語のメニューは搭載されています。TR miniはぜひ日本でも発売してほしいですね。