自分の想い通りに行かないことばかりだからこそ、恋は楽しくて、苦しい。しかも、若い頃なら「次がある!」と気楽に構えられたけれど…20代後半、そろそろ結婚秒読みという段階での別れや失恋は本当に辛いんですよね。そこで今回は、アラサーのタイミングで失恋してしまった女性へ贈る、失恋から立ち直る方法をご紹介いたします。

悲しい感情を表に出す

【 リアルな夫婦生活】vol. 62

失恋をいつまでも引きずる方は、立ち直ったフリをするのが上手です。大切な人から必要とされなかった辛い気持ちに蓋をして、無理に仕事に打ち込んだり、お酒に頼ったり、何か別の物事で失恋の痛手を忘れようと考えます。もちろん、何かに意識を向けることで、その瞬間は、失恋の痛手を忘れることはできます。

しかし、感情に蓋をすればするほど、心のしこりは残り続けて完全に失恋から立ち直るのにさらに時間がかかってしまいます。辛い時は辛いという気持ちに浸ることもときには必要です。悲しいならば思い切り泣いて、友だちに愚痴を言いたくなれば、話を聞いてもらい、納得のいくまで自分の心と向き合いましょう。

積極的に笑う

悲しい気分に思う存分ひたりきったら、今度は積極的に「笑い」を取り入れてみましょう。人は感情を出し切って冷静になると、自分の悪い行いを責めてしまいます。内省することはとても大切ですが、心が弱っているときに自分を責めすぎてしまうと、それがトラウマとなって次の恋へ進む勇気が沸いてこなくなるので気をつけたいところ。

「〇〇だったから私は失恋したんだ……」なんていう気持ちになってしまいそうなときは、楽しいことに集中してみてください。個人的にオススメしているのが、お笑いを観にいくことです。お笑いライブや、落語、出向くのが面倒であれば、バラエティ番組を見てたくさん笑うのです。笑うと自然と気持ちが前向きになっていきます。すぐに傷は癒えなくても、少しずつ前を向くキッカケを与えてくれるかも。

失恋で得られたことを考える

報われなかった恋を経験すると、「この恋はなんだったのだろう……」とう虚しさを感じることがあります。心にぽっかりと穴が空いたような虚無感は、埋めようと思っても埋められるものではなく、大変辛いですよね。そういうときは、その失恋でアナタが得られたことは何だったのかを思い返してみてください。

失恋したことでアナタは、優しさを学んだのかもしれません。もしくは、自分の意見を言う強さを学んだのかも。その恋をしたことでアナタは彼と出会う前よりも、ずっと素敵に成長したはずなのです。きっと彼はその学びを与えるために出会ったのであって、役目を終えたから必然的にお別れすることになったのではないでしょうか。悲しい別れにも感謝をすることで、良い思い出へと昇華していきます。

前向きに生きる気持ちが、さらなる良縁を呼ぶ

失恋は悲しいことですが、失恋した数だけアナタの魅力はどんどん増しています。大切にしていた気持ちが失われた寂しさを全力で味わって、手放して、未来を前向きに捉える。心とじっくり対話することこそが、失恋から立ち直る唯一の方法。ぜひ、参考にしてみてくださいね。